【動画】W12と肩を並べる「ベントレー ベンテイガ V8」

2018/09/30 17:27

BENTLEY BENTAYGA V8

 

ベントレーが誇るスーパーラグジュアリーSUV「ベンテイガ」。上級モデルのW12に続いて、その弟分としてV8モデルがラインナップに加わった。しかも、このベンテイガV8、けっして控えめな存在ではなく、実は兄貴と比較しても遜色なしの出来栄えであった。

 

REPORT/大谷達也(Tatsuya OTANI)

 

V8だからといって、みくびってもらっては困る。

 

なにしろ「ベンテイガ V8」に搭載されるV8 4.0リッターターボエンジンの最高出力は550ps/6000rpm、最大トルクは770Nm/1960〜4500rpmで、先ごろ旧型となったコンチネンタルGTのV8モデル(507ps/660Nm)をしのぎ、W12モデル(590ps/720Nm)と肩を並べるレベルなのだ。

 

なぜ、ベンテイガV8のエンジンはこれほどのハイパフォーマンスを手に入れることができたのか?  そのプレスキットには、まったくの新設計であることと、ツインスクロール式ターボチャージャーを用いたホットインサイド式(吸気系をVバンクの内側にレイアウトしてレスポンスの向上を図ったV型ターボエンジンのこと)としか記述はないが、もう少し深掘りしてみると興味深い事実が浮かび上がってきた。

 

第一に、新型V8エンジンのボアストロークは86.0×86.0mmのスクエアで、84.5☓89.0mmのロングストロークタイプだった旧コンチネンタルGT V8用とは明らかに異なる。圧縮比も従来の9.3:1を大きく上回る10.1:1に設定されている。

 

 

実はこれらのスペック、最新のポルシェ・パナメーラ・ターボと基本的に共通。唯一異なるのは、ベンテイガV8の最高出力が6000rpmで生み出されるのに対し、パナメーラ・ターボでは5750〜6000rpmと幅を持った表示になっているだけ。これをのぞけば最高出力、最大トルク、ボア☓ストローク、圧縮比などは完全に同じ。さらに試乗会当日の取材ノートを改めて確認してみると、ベントレーでベンテイガのプロダクト・ライン・マネジャーを務めるピーター・ゲストのコメントとして「エンジンはポルシェとの共同開発」という記述があった。いずれも状況証拠に過ぎないが、ふたつのエンジンは基本的に同じと見てまず間違いないだろう。

 

実際のところ、試乗中にもこれまでのベントレーV8とは明らかに異なると感じる部分があった。