【国内テスト】レーシングドライバーが試す「シボレー コルベットZ06」の実力!

2018/09/30 18:45

CHEVROLET CORVETTE Z06

 

第7世代のコルベットほど完成度の高いスポーツカーはないだろう。ニュルブルクリンクで鍛え抜かれたシャシーに、レース直系の技術力を備え、世界の強豪を相手にリリースされた、シボレー屈指の頂点を極めた1台だ。その実力を、レーシングドライバーの田中哲也が証明する。

 

TESTER/田中哲也(Tetsuya Tanaka)
TEXT/野口 優(Masaru Noguchi)
PHOTO/小林邦寿(Kunihisa Kobayashi)

 

 

コーナリングの速さは尋常ではない!

 

アメリカ独自のスポーツカーを造ることを目的にデビューした、シボレー コルベット。1953年の誕生から65周年を迎えた今、あらためてその真価を問う時が来ているように思う。何故なら、この第7世代=C7ほど歴代最高の完成度を誇るモデルはないからだ。アメリカ独自というスタンスで生を受けたとはいえ、今ではそれを超越し、グローバルで戦えるレベルにまで達している。しかも実戦で鍛え抜かれた本物の1台だ。最新最強のコルベットZ06を通じて、その実力を証明していこう。

 

「とにかくズバ抜けた速さです!」

 

そう語るのは、レーシングドライバーの田中哲也。フォーミュラ・ニッポンやスーパーGTなど数々のレースでキャリアを積み重ね、ニュルブルクリンク24時間レースにも参戦した経験をもつ、彼のコルベットに対する印象は強烈なようだ。

 

「アメリカのスポーツカーというと、どうしても直線が速くてコーナーが遅いというイメージをもつ人がほとんどだと思いますが、最新のコルベットは違います。真逆です。コーナーがめちゃくちゃ速いんです」

 

 

欧州車や日本車でレースを戦ってきた田中哲也にとっても最新のコルベットZ06だけは別格、良い意味で裏切られると言葉を重ねる。

 

「ナンバー付きのスポーツカーでは、間違いなく1位、2位を争う速さです、コルベットZ06は。過去に富士スピードウェイなどサーキットで何度かドライブしていますが、毎回、驚かされます。特に印象的なのは、フロントエンジン車であるにも関わらず、コーナーが圧倒的に速いこと。回答性が優れているし、重心の低さも効いています。こんな完成度の高いFRスポーツは他にありません」

 

実際、コルベットは、ル・マン24時間など数々のレースで輝かしい戦績を残している。しかも相手は強豪ばかりだ。そんな過酷な状況で鍛え抜かれた効果が出ているのだろう。

 

「コルベットは、ル・マンでポルシェやフェラーリと戦っていますけど、今日こうして乗っていても、まさにそういうスポーツカーであることを実感します。はっきり言ってしまえば互角です。いや、コーナーによってはそれ以上ですね」

 

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