【再考】絶妙なるバランス感がたまらない「シボレー コルベット グランスポーツ」

2018/09/30 19:19

CHEVROLET

CORVETTE GRAND SPORT

 

コルベットが見せる完成度の高さは、このグランスポーツでも同様。 しかもZ06よりもシーンによってはそのバランスの良さを武器にしてドライバーを心から楽しませてくれるほどの効能をもっている。その魅力を再考しよう。

 

REPORT/野口 優(Masaru Noguchi)

PHOTO/小林邦寿(Kunihisa Kobayashi)

 

 

実力派でありながら押し付けない。

 

最強モデルのZ06に続いてラインナップされるグランスポーツ。その魅力は、何よりも絶妙なバランスにある。一見すると単にZ06の弟的存在に見られそうだが、それぞれに役割が与えられているのは確かで、このグランスポーツの場合は、公道メイン、時々サーキットという人向き。だから、どちらかと言えば、日常性を優先した仕上がりゆえ、扱いやすさが際立つ。もちろん本気になれば、それなりに応えてくれるだけの器もあるし、パワーも必要以上。Z06と同じV8OHVながら、こちらは自然吸気式となり、466psの最高出力と、630Nmという最大トルクを発揮する。

 

個人的にもこのグランスポーツが見せる走行性には惹かれている。フロントミッドに搭載されたエンジンは今あるFRスポーツカーの中でも軍を抜いて重心の低さを実感できるし、シャープに反応するハンドリングによって、曲がることに対して積極的にさせてくれるのが最高に面白い。特にワインディングで見せる身のこなしは、本気で素晴らしいと思う。ステアリングを切れば、スッとノーズがインを突き、アクセルをガバッと開ければ、トラクションが効き、素早くコーナーをクリアしていく。しかもコーナーが連続するシーンでは、リズムを刻みやすく、例え8速ATであっても変速スピードが速いから(7速MTもラインナップする)、パドルを使えば意のままに操れるとあってワインディングでは止まることを躊躇うくらいだ。

 

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