【現地リポート】世界最大のレーシング・ポルシェの祭典「レンシュポルト・リユニオン」

公開日 : 2018/10/06 19:22 最終更新日 : 2019/07/21 18:57

 

 

ステファン・ベロフが85年に記録した6分11秒13というニュルブルクリンク・ノルドシュライフェのコースレコードを35年ぶりに書き換えた919ハイブリッドEvo。スパ・フランコルシャンでのレコードを記録したニール・ジャニによるとエンジンやモーターはリミットを解除しただけで基本的に昨年仕様と同じ。それよりもDRSやサイドスカートなど空力性能を改善した効果が大きいという。この後ミュージアム入りが決定しており、走行するのは今回のRRVIが最後となる。

 

 

「エキシビションラップ・オブ・ポルシェ・レーシング・ヒストリー」と題されたパレードラップでは、歴代の貴重なレーシング・ポルシェがデモランを披露。先頭を走る1948年型356-001のステアリングを握るのは、ヴォルフガング・ポルシェ博士。後ろを走る黒いクルマは、1939年のベルリン〜ローマ・ラリーのために、祖父フェルディナント・ポルシェ博士が製作したTyp64。さらに後方には51年のル・マンにポルシェとして初めて出場し総合20位/クラス優勝に輝いた356/2SLと黎明期の記念碑的マシンが続く。

 

 

 

フェリー・ポルシェの4男として生まれ、今年で76歳になったヴォルフガング・ポルシェ博士。土曜の夕方にピットレーンを使い行われたコンクール・デレガンスでは審査員も務め、同行の人々に1台ずつ解説するなど、週末を通じて精力的に活動していた。「コークスクリューは、速いクルマにとって本当に楽しいコーナーだと思います。私はライプツィヒのテストコース(似たようなコーナーがある)でしか知りませんでしたが、オリジナルは遥かに刺激的でした」と語った。

 

 

コース上では年代、カテゴリーに分かれた7つのレースカテゴリーを開催。これは356や550スパイダー、RS61、904GTSなど50~60年代のフラット4ユニット搭載車を対象とした「グミュント・カップ」のワンシーン。手前の356スーパー90や奥の356Aスピードスターなど、派手なカラーリングや大きなロールバーを備えたレースカーはアメリカならでは。無論レースの方も本気で、見ているだけでもとても面白い。