思うがまま自在に操れる「アルピーヌA110」に惚れた!【国内テスト】

公開日 : 2018/10/19 17:55 最終更新日 : 2019/12/11 14:21

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そしてクイックなハンドリングによってターンインしたあと、すぐにニュートラルに持ち込みやすく、姿勢も維持しやすいうえ、極度な乱れも見られない。さらに追い込めば、252psのパワーを活かしてテールを流すことなどたやすく、分かりやすくいえば、ある程度の腕さえあれば、意図通りに走らせることができる素直さがある。もちろん、これはこの時に体験させてくれたテストドライバーの運転と、自分のときとを重ねての印象だが、少なくともこのコントロール性は絶品。ダイナミックでエンターテイメント性をも持ち合わせているから、オーナーはワインディングだけでは物足りなくなることは確実だろう。

 

 

巷で言われているように、最大のライバルはポルシェ718ケイマンあたりだが、ロータス・エリーゼ・スポーツ220も射程内に入るだけに、これから購入を考える向きには悩まされるかもしれない。というのは、この2台の中間にアルピーヌA110があるからだ。私にはそういう印象として強烈に残ったのは確か。エリーゼでは質素でシンプルすぎるし完全なサーキット派、ケイマンは快適性は高いものの、どこか希薄だと思う向きには、このアルピーヌA110は最高の選択になるだろう。車両本体価格790万円〜というのも納得。むしろ買い得感が高いと思うくらいだ。贔屓目なしに、それほど完成度の高いミッドシップ・スポーツカーである。