【動画】サーキット試乗「アストンマーティン ヴァンテージ」の特性を暴く!

ASTON MARTIN VANTAGE

 

REPORT/田中哲也(Tetsuya TANAKA)

MOVIE & PHOTO/小林邦寿(Kunihisa KOBAYASHI)

 

 

思うがままにコントロールできる、510ps!

 

アストンマーティンが新たな放ったリアルスポーツカー、新型「ヴァンテージ」。そのデビュー以来、各国で絶賛され続けているが、ここではさらに深く掘り下げるべく、富士スピードウェイのショートサーキットに車両を持ち込み、徹底的にヴァンテージの走行性を暴こうと試みた。

 

 

ドライバーは、田中哲也氏。フォーミュラやスーパーGT、スーパー耐久などに参戦、某メーカーの車両開発ドライバーを務めたほか、最近ではドライバーズトレーニングのチーフインストラクターで活躍するなど各方面から信頼されるレーシングドライバーである。GENROQでは、数々のスーパースポーツカーをサーキットでテストしてきた経験をもつだけに、新型ヴァンテージに対して何を想うのか? 早速コースインしてもらった。

 

 

「500psを超えている車両にしては、楽しむこともできるし、安心感も高いですね」

 

ヴァンテージに搭載されるV8ツインターボエンジンの最高出力は510ps、最大トルクも685Nmと前モデルよりも大幅に数値が上がっているのは確かだ。しかも挙動なども含めて以前とは比較にならないほどのドライバビリティをもつと続ける。

 

 

「とにかくアクセルワークに対して素直。ドライバーの意図通りに走らせることができますから楽しくなってきますね。安定したグリップ走行もいいですけど、思わず滑らせたくなるくらいです。ちょっと大げさに行くとスピンすることもありますが、基本的には、あらゆるアングルでコントールが効きます」

 

 

さらに言葉を重ねる、田中哲也氏。

 

「滑り出してからのアクセルワークに対して、リヤのスライド量がわかりやすい。例え、大きなアングルをつけても不安感もありません。むしろ楽しめます。それにエンジンがパワフル。レスポンスも良いし、7000rpmまでスムーズに回りきります。特にターボですからトルクの太さを感じますね」

 

 

では、ハンドリングはどうなのか?

 

「ブレーキングしてコーナーに進入するとき、まずブレーキの効きの良さを感じました。そして、ステアリングをきっていくと適度にリヤが軽くなって、荷重が抜けていくのが分かります。その時、リヤの旋回がドライバーの狙い通りに応えてくれるのがいいですね。本当に素直な、フロントエンジン&リヤ駆動車と言えるでしょう。そして何よりもダイナミック! 以前のヴァンテージも良かったですけど、新型はかなり洗練されていて気に入りました。以前にも増して軽快に走りますしね」

 

 

そう、言葉を残して再びコースインしてしまった。その姿は、完全にドリフトを楽しんでいる様子。是非、動画にて確認して頂きたい。新型ヴァンテージが如何に素直に、そしてコントローラブルに仕上げられているかが分かるはずだ。

 

 

TEXT/野口 優(Masaru NOGUCHI)