【DEBUT】サーキット派必見!「マクラーレン720S」にトラックパックを追加

2018/10/17 11:55

McLaren 720S Track Pack

 

マクラーレンは、スーパーシリーズの「720S」に新たに「トラックパック」が装着可能になったと発表、これでオーナーはサーキットのコース上でビークルダイナミクスの次なる領域に踏み込めるようになった。同社のモデルにトラックパックが採用されるのはこれが2度目。初回の570Sでは購入者10人のうち1人の割合でこれを装着しているという。

 

 

今回発表になったトラックパックを720Sに装着すると、機能とビジュアルの両面がグレードアップされ、車重が24kg軽量化される。すでに720Sパフォーマンス仕様では、フードとリヤフェンダーのエアインテーク、およびドアミラーのケーシングがCFRP製だが、トラックパックではこれに加えて「スーパーライトウェイト」10スポーク鍛造アルミホイール、MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)による「グロス フィニッシュ ビジュアル カーボンファイバー アクティブリヤスポイラー」とスポーツエキゾーストが装備される。ドライブモードのセッティングがトラックパック専用なのも見逃せない。

 

 

インテリアでは、サポート性に優れた「カーボンファイバー レーシングシート」が注目。このシートにはレギュラーとツーリングの2サイズが用意される。さらにMSOによる「サテン ビジュアル カーボンファイバー エクステンデッド ギヤシフトパドル」とブラックのアルカンターラ巻きステアリングホイールがレーシングカー的コクピットを演出するとともに、エルゴノミクスも向上する。なお、シート背後にマウントされたチタン製バーが、ドライバーとパッセンジャー用6点ハーネスの支持ポイントの役を果たす。

 

 

720psを誇る4リッターV8ツインターボによる0→200km/h加速は7.2秒。アクティブサスペンションの「プロアクティブ シャシー コントロールII」とカーボンセラミック ディスクブレーキが最適な姿勢コントロールと制動力を約束する。

 

 

ラップタイムの短縮に真剣に取り組むオーナーにとって、とりわけ魅力的なのがトラックパックの一部である「マクラーレン トラックテレメトリー(MTT)」システム。車載のビデオカメラ3台と先進データロガーを用いるMTTによって、ドライバーは自分のパフォーマンスをモニターし、タイム短縮のチャンスがどこにあるのかを自己分析できる。ラップタイムはもちろん、区間タイムやライバルとの比較もリアルタイムでディスプレイされる。それだけではない。クリッピングポイントをミスした場面や、ブレーキングのタイミングミスまで動画で残るのだという。

 

 

トラックパックのプライスは2万8360ポンドだが、ここに含まれるアイテムを単品で購入するよりかなりのコストセーブになる。同パックを装着したパフォーマンス仕様のマクラーレン720Sクーペの受注はすでに始まっており、価格は22万4700ポンド、納車は2019年になる。

 

 

トラックパックが720Sに装着可能になったことに伴い、新型720S GT3の開発も新たなステージに進んだ。ヨーロッパ全域にわたりテストが精力的に進行中で、10月初旬、チェコのブルノ・サーキットでは2台が併走した。これまでのところ、マクラーレンオートモーティブカスタマーレーシング部門は、10人のドライバーを起用して、ヨーロッパ6ヵ所のサーキットでテストを行った。マイレージの大半はマクラーレンオートモーティブのファクトリードライバーがこなしたが、アマチュア部門に出走するドライバーも多数参加し、貴重なフィードバックをもたらしている。

 

価格は、マクラーレン720S GT3の工場渡しで44万ポンド。納車は2019年初旬に始まる。

 

 

TEXT/相原俊樹(Toshiki AIHARA)

 

 

【公式サイト】
https://jp.cars.mclaren.com/