【国内テスト】思うがまま自在に操れる「アルピーヌA110」に惚れた!

2018/10/19 17:55

ALPINE A110

アルピーヌ A110

 

REPORT/野口 優(Masaru NOGUCHI)

PHOTO/小林邦寿(Kunihisa KOBAYASHI)

 

 

ピュアに楽しめるハンドリング!

 

往年のスポーツカーファンにとっては、これほど心に響くスポーツカーもないだろう。「アルピーヌA110」。約20年ぶりに復活を遂げた時、久々に興奮を覚えたエンスージアストも少なくないはず。私自身も、A110ファンではなかったものの、復活した時はさすがにワクワクしたのを覚えている。

 

今年の6月に発売記念限定車としてリリースされたプルミエール・エディションは、その数の少なさもあって即日完売してしまったが、今から試乗するモデルは、レギュラーラインナップする、いわば走り屋仕様の「ピュア」(ちょっと言い過ぎだが)。この他に充実した装備をもつ「リネージ」も用意されているが、今回乗るステージが富士スピードウェイのショートサーキットと近郊のワインディングということもあるから、むしろ大歓迎。乗る前からその気になってしまった。

 

 

もちろん、その気にさせたのは、このデザイン。他にも昔の名前で出ています的なクルマは多いが、大半は、無理があるものばかり。その点、A110は、サイズこそ違えど、ほぼコピーしたかのようなオリジナルのバランスを保っている。初見、思わず「イイじゃん!」と叫びそうになるくらいだった。とはいえ、オリジナルはリヤエンジン車。新型はミッドシップとエンジン搭載位置が違う。それでもこのパッケージングを継承できたのは凄い! ルノーが(日産も?)縦置き4気筒エンジンをもっていたらなぁ〜、などと当初は勝手に悔やんでいたが、そんな幻想は実車を目の前にしたら吹き飛んでしまった。

 

ということで、ミッドに搭載されるエンジンは、直列4気筒DOHCターボ。1.8リッターの排気量から252ps&320Nmというパワー&トルクを出力する。最高速は250km/h、0→100km加速4.5秒、0→400mは12.7秒とこの手のクラスとしてはかなり優秀な数値が並ぶが、重要なのはそこではない。スポーツカーとって大切なのは、言わずもがな人馬一体感だ。