【DEBUT】生産期間が延長された「フォードGT」にカーボン シリーズを限定追加!
公開日 : 2018/11/02 11:55 最終更新日 : 2018/11/02 11:55
FORD GT Carbon Series
フォードGT カーボン シリーズ
先日、生産期間を2年延長すると発表したばかりの「フォードGT」に早くも限定の「カーボン・シリーズ」が追加された。大幅な軽量化を果たしたこのシリーズ、ベースとなる「コンペティション」と異なり、歴としたロードリーガルである。
カーボン・シリーズは大量の軽量パーツに組み替えることで、標準仕様から約18kgの軽量化に成功している。CFRP製ホイール、チタン製エキゾーストとホイールナット、ポリカーボネート製リヤハッチ(ここにエンジン冷却用通風口が追加になった)はほんの一例だ。
GTカーボン・シリーズでは、エアコンとオーディオ、SYNC3と呼ばれるインフォテインメントシステムがそのまま装備され、オーナーは自宅からサーキットまで快適なドライブを楽しめる。
「このシリーズは、公道上ではカーボンファイバーリッチな外観で魅了しますが、サーキットでは一流アスリートの体躯で際立つでしょう」
こう語るのはハーマン・サレンバウフ、フォード・パフォーマンスのグローバルディレクターだ。ル・マンのウィニングマシンに新たな命を吹き込むことで、フォードのレガシーを顧客と共用したい、そんな彼らの思いを形にしたのがカーボン・シリーズだと言う。
エクステリアは、CFRPの美しい織り目が見える2本のストライプ、それとマッチしたAピラーとボディのロワーパネル、さらにはグロス仕上げのCFRP製ホイールが目を引く。
一方のインテリアでは、やはりCFRP製だがマット仕上げとなるサイドシルとエアコンの送風ポッド、センターコンソールが特徴だ。
アクセントカラーオプションも見逃せない。シルバー、オレンジ、レッド、ブルーが選択可能で、ミラーキャップとセンターストライプ、それにブレーキキャリパーに使える。これは効果的なビジュアルインパクトをもたらすはずだ。
シフトパドルとインストルメントパネルのエンブレム、そしてシルバーのステッチを施されたシートパターンもカーボン・シリーズ専用。同じステッチがステアリングホイールにも反復される。
GTカーボン・シリーズは、顧客の声に耳を傾けた結果生まれたと、フォード・パフォーマンスのマーケティングマネージャー、ランス・モズリーは明かす。
「フォードGTコンペティションはハードコアなレース愛好家にアピールするモデル。一方、エアコンやオーディオはそのまま残し、CFRPの織り目模様を楽しみたいというお客さまも大勢いることがわかりました。ニーズに応えたモデル、それがカーボン・シリーズです」
すでに購入権を得た顧客も今からカーボン・シリーズに変更が可能。ただし1台完成するのに1週間を要するという。
なお、フォードは最後の予約申し込みを30日間の限定で11月8日よりオープンする。
予約申し込みは下記にアクセスを!
TEXT/相原俊樹(Toshiki AIHARA)
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