【DEBUT】ランボルギーニの最新ワンオフモデルの名は「SC18 アルストン」

2018/11/18 08:27

Lamborghini SC18 ALSTON

ランボルギーニ SC18 アルストン

 

 

スクアドラ・コルサとしては初モデル!

 

ワンメークレースのスーパートロフェオ・シリーズの最終戦となる、ワールド・ファイナルをイタリアのヴァレルンガ・サーキットで開催中のランボルギーニは、11月16日夜にローマ市内のホテルで、同シリーズをオーガナイズするカスタマーレース部門のスクアドラ・コルセと、チェントロ・スティーレのコラボレーションによって開発されたワンオフモデル「SC18 ALSTON=アルストン」をワールドプレミアした。

 

 

このモデルがなぜ、ランボルギーニではなく、あえてスクアドラ・コルセにとって初となるワンオフモデルと説明されたのかについて、ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOは、カスタマーがその製作にあたり、2013年に同社の創立50周年を記念して3台のみが限定生産されたヴェネーノのクーペモデルをさらに進化させた、そしてレーシングカーとの関連性と先進性を、特にエクステリアデザインから感じさせるデザインを強くリクエストしたためだった、とコメントしている。ちなみにそのネーミングに掲げられる「SC18」は、スクアドラ・コルセが2018年に製作したモデルであることを、また「アルストン」はカスタマーの息子の名であるという。

 

 

ワールドプレミアの会場で実際に見た、SC18アルストンのデザインは、たしかにヴェネーノからのさらなる進化を感じさせるとともに、スクアドラ・コルセを通じて現在世界中のサーキットへと投じられている、GT3エボやスーパートロフェオ・エボといったモデルのディテールが、巧みに継承されているのが印象的だった。ホイールはフロントが20インチ、リヤが21インチ径となるセンターロック式のマグネシウム製で、これにはピレリ製のPゼロ・コルサが組み合わされている。リヤウイングは3段階にアジャストが可能。12個のベントを持つリアエンジンカバーは、ミッドに搭載されるエンジンが、ランボルギーニ伝統のV型12気筒であることをイメージさせる。

 

 

このエンジンが物語るように、SC18アルストンのベースとなっているのは、アヴェンタドールの最強版にして、最終進化型となる可能性も高いSVJだ。6.5リッターのV12エンジンが発揮する最高出力は770psと発表されており、これにはシングルクラッチ式の7速ISRが組み合わされる。駆動方式はもちろん電子制御多板クラッチによる4WD。プッシュロッド式のサスペンションを用いることなど、シャシーの構成にも、SVJからの変更はない。

 

 

スクアドラ・コルセとチェントロ・スティーレのコラボレーションは、ランボルギーニ自身が想像した以上に、大きなシナジーを生み出したようだ。この記念すべきファーストモデルのフィニッシュを見て、同様のプロセスでワンオフの製作を依頼するカスタマーも増えるだろう。ランボルギーニのビジネスは、これからさらに面白くなりそうだ。

 

 

REPORT/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)