【TOPIC】マクラーレンの最新ビスポークモデル「MSO 720S ステルス」

2018/11/23 11:55

McLaren

MSO 720S Stealth

マクラーレン MSO 720S ステルス

 

 

200時間かけて仕上げられる

ボディカラーは「F1GTR」をヒントに。

 

マクラーレン スペシャル オペレーションズ(MSO)が製作した新たなビスポークモデル「MSO 720S ステルス」の詳細が明らかになった。

 

ステルスと聞くとF22ラプターに代表されるレーダーが捕らえにくい戦闘機を連想するが、この場合はまったく逆で、ベースになったマクラーレン720Sを一層際立たせることを目的に仕上げた1台である。

 

そもそも「ステルス」とは、720Sが2017年のジュネーブ・ショーでワールドプレミアした際にMSOが立案したビスポークテーマのひとつだった。すでに「ヴェロシティ」「トラック」「パシフィック」という3つのテーマは、実車が製作されている。

 

 

今回、実現の運びになったのは、ディーラーのマクラーレン・ロンドンからパフォーマンス仕様の720Sを視覚面で一層フォーカスを絞った仕上げにして欲しいという委託があったからだった。

 

これを受けたMSOは、ボディカラーに「MSOディファインド・サルテ・グレー」を選んだ。1995年にル・マンで優勝したマクラーレンF1 GTRから発想を得た色だという。これとコントラストカラーになる「ヴァーミリオン・レッド」を組み合わせることで、720Sのボディラインにアクセントを加えている。

 

 

レッドのディテーリングはノーズとボンネットに施され、ボンネットからはそのままボディサイドに沿って後方に伸びていきリヤデッキに至る。すべてMSO熟練クラフトマンによるハンドペイントで、1台完成させるのに200時間近くを要する。

 

 

ヴァーミリオン・レッドをアクセントカラーに使うモチーフは「10スポークスーパーライトウェイト」アルミホイールにも反復され、スポークの1本だけがレッドに塗色されるほか、リム外周もこの色で塗装される。ホイール本体は「MSOビスポークサテンブラック」仕上げだ。

720S ステルス・テーマが、ほかの720Sと異なるのはカラーだけではない。

 

 

「MSOビスポークサテンフィニッシュ ビジュアルカーボン ファイバー」コンポーネントが、ボディをこの1台だけのオリジナルに仕上げている。同コンポーネントはフロントエアインテーク、ドアミラーケーシング、ドアミラーアーム、リヤエアロブリッジ、リヤデッキとサービスカバー、リヤフェンダーエアインテークで構成されており、どれも軽量素材でできている。

 

 

ベースになった720Sパフォーマンス仕様では、CFRP製スイッチやセンターパネルサラウンド、アルカンターラ張りの内装など、スポーツ指向のインテリアが標準だが、MSOはフェイシアとドア内張、そしてシートにレッドレザーを使い、「エイペックスレッド」ステッチを施してさらなるビスポーク度を高めた。

 

 

今回公開になったMSO 720S ステルス・テーマは、マクラーレン スペシャル オペレーションズが、いかなるビスポークオーダーにも応じられる能力の持ち主であることを示す一例である。

 

かつてカロッツェリアが全盛だったころ、オーナーが高級自動車メーカーから購入するのはシャシーだけで、ボディは細部にいたるまでカロッツェリアに特注して、文字通り世界で1台のクルマを手に入れたのだった。

 

 

マクラーレンのカスタマーならそんな贅沢を現代でも味わえる、そのことをMSO 720S ステルス・テーマは示している。

 

なお、マクラーレン スペシャル オペレーションズの詳細については下記のURLにアクセスされたい。

 

【MSO】
https://cars.mclaren.com/MSO