【NEWS】驚異の735hpを実現したワンオフの「ABT RS 6+」完成!

ABT RS 6+ Nogaro Edition

 

 

最大トルクは920Nmにも及ぶ!

 

アウディとフォルクスワーゲンのモデルを中心にモータースポーツで活躍し、オリジナルチューンドカーを市販するアプト・スポーツラインが735hpを発揮する「ABT RS6+ノガーロエディション」を1台のみ製作した。

 

ノガーロの名称はフランス南西部に位置するサーキットに由来する。アプトはアウディとの共作で、RS6パフォーマンス(605hp&750Nm)をベースに、695hpと880Nmに引き上げたアウディ RS6 アバントパフォーマンス ノガーロエディションを150台限定でリリースしている。今回製作したワンオフは、そのノガーロエディションに、50台限定のABT RS6+の最後の1台を結びつけて仕上げた文字通りのワンオフだ。

 

 

「なんといってもパワーこそ当社のDNAですから」

 

アプト・スポーツラインのビークルチューニング担当ヘッド、ロルフ・ミヒルはそう言って胸を張る。

 

確かにミヒルの自信は数字が裏付ける。エンジンは素材にしたアウディ RS 6 アバントパフォーマンスが搭載する3992cc V8の基本を踏襲。ノガーロエディションでも充分に強力なパワー&トルクを、ABT RS6+ノガーロエディションではそれぞれ735hpと920Nmという成層圏レベルに高めた。

 

 

チューンの要はABTエンジンコントロール。実に25種類のパラメーターを常にコントロールし、エンジンの内部コンポーネントに過大な負荷を掛けることなく、最大のパワーを引き出す。

 

結果としてABT RS6+ノガーロエディションの動力性能はスーパースポーツの領域に踏み込む。0 – 100km/h加速はストックの3.7秒に対して3.3秒。わずか100km/hまでのスプリントで0.4秒の短縮は大きい。一方、最高速の伸びも目覚ましく、305km/hから320km/hへと大幅な上乗せを実現した。

 

 

外装もアウディのよき理解者であるアプトのセンスが光る。ボディカラーの「ノガーロブルー」は、最初に「RS」の名前を冠して1994年に登場したアウディRS2アバントへのオマージュだ。

 

RS6+由来の空力パッケージは外観上大きなアクセントになっているだけでなく、今述べた最高速向上にも大きな役割を果たす。フロントリップ、前後およびサイドスカート部のアドオン、ミラーカバー、そしてリヤスポイラーからなる同パッケージは、クリアコーティングによりCFRPの美しい織り目をそのまま見せている。

 

 

フロントホイールアーチ後方のエアベントとCFRP製の左右2本出しエンドパイプが独特の凄みを醸し出す。

 

ホイールも見どころのひとつ。ストックのノガーロエディションが21インチなのに対し、22インチのABT スポーツGRを装着した。リムを取り囲むブルーのリングがアイキャッチングだ。

 

 

インテリアデザインにもアプトのセンスが活かされている。シートはブルーのアルカンターラにブラックのスムーズレザーのコンビネーション。ダッシュボードまで贅沢にブラックのスムーズレザーを使い、ステッチにはコントラストカラーのブルーを用いた。

 

 

ABT RS6+ノガーロエディションは、既存のチューンドカーの定義を超越している。パワーとエアロダイナミクスの分野で独自技術を持つアプト・スポーツラインの魅力を凝縮した、世界で1台しかないスペシャルモデルだ。

 

 

TEXT/相原俊樹(Toshiki AIHARA)