【TOPIC】「BMW i8」をベースに「ACシュニッツァー」がパトカーを製作!?

公開日 : 2018/12/07 11:55 最終更新日 : 2019/07/21 19:38


Police BMW i8 TUNE IT! SAFE! by AC Schnitzer

 

 

レーシングウイングを備えた警察車両!

 

12月9日まで開催されているエッセンモーターショー2018に「ポリス BMW i8 by ACシュニッツァー」が出展されている。

 

ベース車両はBMW i8。シュニッツァーは前後の地上高を約20mm低めて、旋回時の安定性を高めている。21インチのAC1フォージドホイールはi8の専用設計で、1輪当たり約4.4kgの軽量化を果たすと同時に、横方向のダイナミクスを大幅に向上させるという。

 

 

空力面のコンバージョンは見どころだ。すべてCFRP製で「形態は機能にフォローする」という原則に基づいて設計された。フロントにはスポイラーとサイドウイング。ボディ左右にはサイドスカート。

 

とりわけリヤは圧巻で、「レーシング」リヤウイングと、3部構成のディフューザーが相まって、アンダーボディの気流を効果的に車輌背後に導き出し、大きなダウンフォースを生む。

 

 

これ以外にもCFRP製パーツはドアハンドルシェル、ミラーカバー、キドニーグリルなど、ボディの随所に用いられ、それぞれに複数のスペックが用意される。

 

インテリアに目を向けるとアルミ製パーツが主役なのがわかる。シフトパドル、ペダルセット、iDriveコントローラーのカバーなどはすべてアルミ製だ。

 

 

ところでポリスBMW i8 by ACシュニッツァーは、同社の単なるアイキャッチャーではない。実は、シュニッツァーはドイツ オートモービル チューナー アソシエーションが提唱する「Tune it! Safe! (=チューンしよう!安全に!)」と題したキャンペーンに協賛している。

 

これは、違法改造車を全国規模で一掃しようというキャンペーンで、州の運輸及びデジタル・インフラストラクチャー省も支援している。

 

 

シュニッツァーがこのキャンペーンの趣旨に即したスペシャルコンセプトのポリスカーを出展するのはこれで5回目。どれもチューンドカー愛好家の欲求を満たすだけでなく、法律が定める最高の安全基準にミートしたモデルばかりだ。ポリスBMW i8 by ACシュニッツァーもその一環として同社が作った1台で、出展主体はチューナー アソシエーションである。

 

 

シュニッツァーはこのような形で企業の社会的責任を果たしている。ドイツでは名門チューニングショップの作品なら、ポリスカーに採用される可能性がある。この国のチューニングカーのステータスを示す1台、それがポリスBMW i8 by ACシュニッツァーだ。

 

 

TEXT/相原俊樹(Toshiki AIHARA)