【TOPIC】「フェラーリ365 GT 2+2」が英国のオークションに出展! ヴィンテージ・フェラーリファン必見の1台。

公開日 : 2018/12/10 11:55 最終更新日 : 2018/12/10 11:55

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1970 Ferrari 365 GT 2+2

 

 

現在、流通している中ではベストな1台。

 

来たる2019年1月12日、英国バーミンガムのナショナル エキシビション センターで開幕するオートスポーツ国際ショーの併催インベント、シルバーストーン オークションにて、1970年製「フェラーリ365 GT 2+2」が出展される予定だ。わずか52台しか製作されなかった、極めてレアな英国仕様の1台である。

 

365 GTは1960年代のグランドツーリングカーの白眉で、1967年10月のパリ・サロンでデビューした。

 

「長距離巡航を得意とするこのフェラーリなら、60年代のイタリアが生んだGTカーをフルに体験できます」

 

こう語るのはジョー・ワッツ、シルバーストーン オークションのクラシックカースペシャリストだ。

 

「ピニンファリーナによるデザインは1960年代の自動車スタイルの頂点を極めています。もちろんパワフルなエンジンと、秀逸なハンドリングはフェラーリの名に恥じません」

 

 

365 GT 2+2は、デビュー当時すでに実績が定まっていた4.4リッターV12を搭載する。最高パワーは320bhp。5速ギヤボックスとの組み合わせで、0 – 97km/h加速は7秒フラット。最高速は240km/hに達する。

 

さらにこの個体では、当時最新の装備だったコニ製ハイドロニューマチック自動車高調整装置をリヤに備えるのが特徴。ブレーキは4輪ともガーリング製通風口付きディスクだ。

 

ロールオフしてから今日にいたるまで手厚い保護の許に置かれ、マラネッロ・コンセッショネアーズなど、フェラーリスペシャリストによるメンテナンス記録が残っている。加えてつい最近、2万ポンド(300万円弱)を掛けてエンジンや機関を徹底的にオーバーホールしたばかりだという。

 

 

ボディもオリジナルカラーの「Azzurro Hyperion」に再塗装しており、傷ひとつないボラーニのワイアホイールとよく似合う。内装も外装に違わぬ高水準で、ブルーの革張り。ナルディのステアリングホイールはもちろんオリジナルだ。

 

なお、車両と一緒に、極めて希少なフェラーリ オリジナルのウォレットとハンドブックも付く。

 

「この個体はマッチングナンバー証明済みです。現在流通しているこのタイプのなかではベストの1台でしょう」とワッツは胸を張る。

 

今年8月、イタリアの専門誌『アウトイタリア』がこの365 GT 2+2を特集記事に取り上げ、その際、落札価格を19万〜22万ポンド(約2700万〜3200万円)と予想している。しかも市場ではいまだに旧いフェラーリの価格が上昇を続けている。英国では日本で想像する以上に右ハンドルが尊ばれる。果たしてこの365 GT 2+2が、その程度の価格で落札されるのか注目だ。

 

 

TEXT/相原俊樹(Toshiki AIHARA)

 

 

【車両詳細情報】

http://www.silverstoneauctions.com/1970-ferrari-365-gt-22-