DS 7 クロスバックに見る日常的ラグジュアリーの真価【動画レポート】《PR》

2018/12/20 11:55

DS 7 CROSSBACK

DS 7 クロスバック

 

 

触れた瞬間から分かるDS 7 クロスバックの世界観

 

確かに噂では聞いていた。どうも最近のプジョーやシトロエン、またそこから新たに独立したブランド「DS」の出来が良いと・・・。

 

日頃、ハイエンドモデルにばかり触れているせいか、日常的に使えるクルマに興味は持っていても乗る機会はそれほどなかった。極稀にあるといえば、ドイツ勢ばかり。しかし、最近のそれらは、やたらとスポーツをウリにしてキャラクターを濃くすることでその数を伸ばそうとしているのが見え見えで、車種によっては時にウンザリするモデルもあった。

 

 

オートクチュールのような仕立てのインテリア

 

その点、この「DS 7 クロスバック」は違う。さすがはフランス生まれのSUV、乗り込んだ瞬間から独自の世界観が伝わってくる。DSブランドのコンセプト「スピリット・オブ・アヴァンギャルド」を具現化したというこのインテリア周りは、オートクチュールのような仕立てを連想させ、そこに最新のテクノロジーを融合させることを目指したというだけあり、絶妙なデザインバランスを見せる。

 

 

魅力的なB.R.M製のアナログ時計

 

固くもなく柔らかくもないという、このDS 7 クロスバックの室内で特に目を引くのは、ダッシュボード中央に配されるB.R.M製のアナログクロック。エンジンスタートと同時に現れるこの時計は、伝統のクル・ド・パリ加工と呼ばれる文様や、操作ダイヤルに埋め込まれたクリスタルガラスのようにも見えるほどのメッキ使いなどによって、これだけでもインテリアを豪華に見せるからその演出は見事。日常性を求められるクロスオーバーSUVでもプレミアムを主張するだけのことはある。

 

 

人間工学と伝統が息づくコクピット周り

 

それでいてコクピットの雰囲気は、ドライビングに集中できるよう人間工学的にレイアウトされているのは対照的でクールかつユニークだ。センターコンソールを高めに設定し、タイト感を創出しているうえ、液晶メーターは用途に応じて表示のパターンを選択できるなど、機能的な面も配慮が行き届いていて親切さもある。その一方でセンターコンソール上のスイッチ類は、見る角度で印象を変える伝統的技法の、ここでもクル・ド・パリを施すなど凝ったつくりで魅了する。アナログ時計とともにデザインの一体性を感じられるのは、やはりフランス人の成せる技なのだろう。

 

 

驚くべき走行性能

 

しかし。本気で感心するのはここからだ。冒頭で触れたように、出来が良いという本当の理由は、何よりもその走りにこそ価値があるからだ。

 

まず真っ先に思い知らされるのは、出だし。実はここが重要なポイントで、アクセルを踏みはじめスタートする際、このDS 7 クロスバックは実にしっとりと動き出す。けっして最近の他社のように急な反応を見せないのが良い。だから都市部などゴー&ストップの多い街中でも扱いやすく、見切りの良いボディ形状と相まって気軽に乗って出かける気になるし、ハンドルもFF車としては異例とも思えるほどきれるから狭い路地でも躊躇することはないだろう。

 

 

都会的かつ文化的な香りがするエクステリア

 

エクステリアのデザインも、さすがはパリを意識したというだけあって、粋だ。クロスオーバーSUVという、デザイン的には難しい条件が求められる中、こうした品格を感じられるよう上手くまとめられたのは、やはりフランス人だからだ。街並みに溶け込むデザインといえば伝わるだろうか、インテリア同様に、デザインフィロソフィーがそこにはある。キャラクターラインを決めるエッジと、ボンネットやフェンダーの膨らみとのマッチングは、他の国の自動車会社では絶対に不可能だと思う。圧倒するような存在感とは対象的な、この都会的かつ文化的な香りが伝わってくる。

 

 

レベルの高さが際立つ快適性

 

それでいて、機能的なところにも抜かりがないから感心がとまらない。その中でも特に思い知らされるのは、乗り心地。快適性を謳うことは今や常識で聞き飽きているが、DS 7 クロスバックのそれはレベルが高い。サスペンションストロークは長く設定され、路面の凹凸に対してソフトに吸収するだけでなく、シートクッションの硬さまで視野に入れて開発されているのは確実で、とにかく車体をフラットに維持させて乗員に不快感を一切与えない。しかも、コンフォートモード時であれば、DSアクティブスキャンサスペンションと呼ばれる機能が作動し、路面の状況をセンシングして足まわりの制御まで行う。ただでさえ、乗り心地が良いうえに、こういった最新技術を用いてまで対応するから、DSの姿勢は実に本質的だ。

 

 

精度の高い運転支援システム

 

もちろん、最新の運転支援システムも搭載する。が、これに関しても一歩抜きん出ているのは間違いない。今回、この撮影とテストのために高速道をかなりの距離を走ったが、その時に見せた追従性と正確さには本気で舌を巻いた。このDSコネクテッドパイロットと名付けられた運転支援システムは、他社と同様の手法によって機能するとはいえ、DS 7 クロスバックに装備されるマルチファンクションカメラとミリ波レーダーの精度は驚くほど高い。何しろ、今回の試乗でちょっと意地悪く敢えて峠道で試してみたところ、前方に居た車両を完全に追従し、レーンも外れることがなかったほど。ステアリングに軽く手を添えるくらいで、見事に付いていくその正確性は感動に値する。大げさかもしれないが、運転がこれほど楽だと思ったことは、ほぼ初めてだ。しかもナイトビジョンシステムの反応も信頼できるレベルにあったから尚さらである。

 

 

スポーツモードによって分かる本質

 

だが、ここで終わらないのもDS 7 クロスバックのすごいところ。根っからのスポーツカー好きの身としては、やはりスポーツモードを本気で試すのは当然なのだが、ここでも期待に応えてくれたのは、良い意味で裏切られた気がする。というのも、このDS 7 クロスバック、スポーツモードにするとその性格は激変、本質を顕にした。

 

 

SUVで「ここまでやるか」という完成度

 

やはり、このシャシー性能は素晴らしい!の一言に尽きる。街中での印象の良さがここにもつながるとは・・・というぐらい快適なのだが、そのうえで、こちらの期待に応えてくれた。何しろ、ストロークの長いサスペンションのおかげで想像していたよりもコーナーで良い動きをみせ、旋回性能が極めて高い。とにかくインに付きやすく攻めやすい。もっともこういったSUVで、しかもスポーツを謳うモデルでもないから攻めるオーナーなど皆無に等しいと思われるが、ここまで真剣に造られているとは・・・と思うほどの出来栄えだ。リヤサスにマルチリンク式を採用している効果も絶大だ。

 

 

扱いやすいディーゼルエンジン

 

ちなみに今回の試乗車は、2リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボを搭載する「Grand Chic(グランシック)」で、パワーは177psではあるものの、トルクは400Nmを発揮するから加速に不満もない。劇的な速さはないとはいえ、豊かなトルクフィールで扱いやすさが印象的だった。さすがに常用域ではディーゼル音を発するが、2000rpmを超えれば、振動も少なくなり音に悩まされることもなかったことも加えたい事実だ。

 

 

プレミアムの名に恥じない完成度

 

それにしても、このDS 7 クロスバックは、実に奥行きがあるSUVだと思う。開発陣が実際にどのような考えで造っていたのか知りたいくらいだが、おそらくこれはDNAレベルのような気がする。とかくフランス人は、哲学をもっても公にはしない人格なのだろう、けっして技術をウリにはしないのが、かえって好感がもてる。そして、どこか文学的な側面を匂わせるから奥が深い。これは確かにプレミアムSUVと言っても過言ではない存在だ。家族のためを思い購入しても、夜な夜なお父さんは走りを楽しめてしまう1台といえる。

 

 

REPORT/野口 優(Masaru NOGUCHI)

 

 

 

【web Chronos】

時計ジャーナリスト広田雅将氏から見た「DS 7 クロスバック」の世界観とは。

 

 

【web chronos】

https://webchronos.net/special/ds-automobiles/

 

 

【SPECIFICATIONS】

DS 7 クロスバック グランシック

ボディサイズ:全長4590✕全幅1895✕全高1635mm

ホイールベース:2730mm

車両重量:1700kg

 

エンジン:直列4気筒DOHCディーゼルターボ

総排気量:1997cc

最高出力:130kW(177ps)/3750rpm

最大トルク:400Nm/2000rpm

トランスミッション:8速AT

駆動方式:FWD

 

サスペンション形式:前マクファーソンストラット 後マルチリンク

ブレーキ:前ベンチレーテッドディスク 後ディスク

タイヤサイズ:前後235/45R20

 

車両本体価格:562万円

 

 

【問い合わせ】

DS コール

TEL  0120-92-6813(9:00-19:00 年中無休)

https://www.dsautomobiles.jp/