【DEBUT】「ノビテック」の新作は806ps! マクラーレン720Sがベース。

2018/12/03 17:55

NOVITEC N-LARGO

 

 

ノーズは60mm延長、リヤは130mmワイド化

 

一流のスポーツカーをさらにラグジュアリーかつ高性能に仕上げるドイツのスペシャリスト、ノヴィテックが新作「ノヴィテック N ラーゴ(N-Largo)」を発表した。

 

ベースはマクラーレン720S。ノヴィテックはこれを大胆にワイドボディ化してN ラーゴに仕上げた。オリジナルのフロントフェンダーによりノーズは60mm、同じくオリジナルのリヤフェンダーによりリヤは実に130mmも拡幅された。

 

 

シュトロゼックによるデザイン。

 

ボディのコンバージョンキットは、ヴィットリオ・シュトロゼックというドイツのデザイナーが手掛けた。すべてCFRP製で、ベースとなったマクラーレン720Sを正確に寸法採取したので、オリジナルの固定ポイントを活かして取り付けることができる。

 

アグレッシブな外形はともすれば空気抵抗を増やす結果に陥るが、ノヴィテックは風洞実験を重ねて、むしろオリジナルより良好な係数を生み出したという。

 

 

ノーズでは大きく前に迫り出したブレードが、リヤではストックのリトラクタブルに代えて、ダウンフォースの増強を重視した固定式ウイングが目を引く。CFRP製のこれら空力付加物は美しくペイントすることもできるし、織り目を出した「ネイキット」版も用意される。

 

 

シュトロゼックの手腕が一際光るのがサイドスカートのデザイン。N ラーゴの大きく張り出した前後フェンダーを視覚的に無理なく繋げたのは見事だ。後方のエアインテークはリヤのブレーキディスクとキャリパーに冷却風を送り込む一方、ドア後方に縦長に開いたスリットはエンジンベイに外気を導く。

 

 

鍛造センターロック式のホイールも際立つ。

 

N ラーゴは、ノーマルのマクラーレン720S同様にスタッガードコンビネーション、すなわち前後異径タイヤを履く(フロントは255/30ZR20、リヤは325/25ZR21という組み合わせ)。ホイールは、MC2というノヴィテックのオリジナルで、鍛造のセンターロック式。設計にはアメリカのホイール専門メーカー「ヴォッセン(Vossen)」の協力を仰いだ。仕上げはブラッシュトとポリッシュトの2種、カラーは豊富なパレットから選択できる。タイヤの銘柄はピレリPゼロ。なお、好みで最低地上高を35mm低くできる。

 

 

最高出力806ps! 最大トルクは878Nmまで増強!

 

ノヴィテックの作品だけに、エンジンの強化にも抜かりはない。パフォーマンスキットには3種用意されているが、そのなかで「パフォーマンス ステージ2」がもっともハイチューンとなる。その場合、4リッターツインターボV8は、オリジナルのパワー&トルク(720ps/770Nm)からそれぞれ86psと108Nm 上乗せされて、806ps/6700rpmと878Nm/6300rpmに達する。

 

 

ノヴィテックでは「ノヴィテックレース」エキゾーストシステムを単体で装着するだけで、エンジンベイ内に熱がこもるのを防ぐ効果があるという。エンドパイプは95mm径の2本出し。内部にフラップを設けることも可能だし、望めば素材にインコネルを使って仕上げることもできる。

 

 

最高速346km/h! 限定15台。

 

動力性能の向上には目を見張るものがある。N ラーゴは、0 – 100kmを2.7秒で、同200km/hを7.5秒で加速し、そのままスピードを伸ばして最高速346km/hに達する。

 

レザーとアルカンターラを潤沢に使ったインテリアは、カラーを含めてオーナーの好みに100%合ったテーラード仕上げになる。

 

マクラーレン720Sの端正なスタイルに辛口のスパイスを加え、それに見合ったパフォーマンスを備えたノヴィテック N ラーゴは、目の肥えたチューンドカー愛好家の贅沢な要望にも応える。わずか15台の限定生産だ。

 

 

TEXT/相原俊樹(ToshikiAIHARA)

 

 

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