【TOPIC】「ジャガー I-PACE eトロフィー」開幕! 世界初の市販車EVワンメイクレース。

2018/12/21 07:55

Jaguar I-PACE eTROPHY

 

 

初開催から激戦!女性ドライバーも参加。

 

サウジアラビアのディルイーヤにて「ジャガー I-PACE eTROPHY」が開催された。世界初となる市販車ベースのフルバッテリー電気自動車(BEV)によるワンメイク・シリーズであり、サウジアラビアで初めて男女混合で競われたモータースポーツとして新たな歴史を築いた。

 

シリーズ初戦となるこのレース、激しい雨のため予選がキャンセルされ、金曜日のフリー走行でのタイムでスターティンググリッドが決まるという波乱の幕開。サイモン・エヴァンスがポールポジションからスタートを切った。

 

 

エヴァンスはコンディションの変更によって1周追加になった24周のレースを常時リードしたが、ブライアン・セラーズが追走、トップの座を狙い続けた。ところがフィニッシュまであと2周というところでセルヒオ・ヒメネスがセラーズをオーバーテイク、2位の座を奪った。

 

アリス・パウウェル、キャサリン・レッグ、セリア・マルタンの3名は、サウジアラビアでレースに出場した初めての女性となり、その活躍振りでオーディエンスを魅了した。

 

レッグは1分32秒36という最速ラップを記録、一方のパウウェルは、7番グリッドからスタート、ウェットコース上でステファン・ルザジンスキーとバンダール・アレサイを追い抜くスリリングな展開を見せ、PRO-AMクラスで首位、総合5位を獲得したのだ。

 

 

チームアジア ニュージーランドから出走したエヴァンスはレースを終えてこう語る。

 

「ポールポジションからゴールまで、トップを守り続けての勝利は信じられないくらい嬉しいです。フリー走行や決勝のタイムを見てわかるように、僅差で勝敗が分かれる接戦でした。開幕戦での勝利は誰もが望むものです。次戦のメキシコに向けて、この勢いを継続させていきたいです」

 

アリス・パウウェルはこうコメントする。

 

「レース前半はいいペースで走ることができました。最初の4 周がレースの勝敗を左右すると考え、特に序盤に力を入れましたが、『I-PACE』は思うように動いてくれました。今回サウジアラビアで体験した素晴らしいレースは、多くの女性を刺激し、レースに参加するきっかけとなることを期待しています」

 

ジャガー I-PACE eTROPHYのチャンピオンシップ・マネージャーを務めるマリオン・バーナビーは今回のレースをこう振り返る。

 

「サウジアラビアで記念すべき開幕戦を迎え、スリリングなレースが展開されたことに満足しています。悪天候で予選が中止になったのは残念でしたが、決勝レースでは私たちの期待通り、エキサイティングで激しい戦いが繰り広げられました」

 

I-PACE レースカーについてこう語る。

 

「パフォーマンスは素晴らしく、『ジャガー I-PACE eTROPHY』ではそのパワーと信頼性を証明し、電動化の時代を体現しました。開幕戦で優勝したサイモン・エヴァンスと、初のVIP ドライバーとして参戦し、難しいレースを戦い抜いて、今後サウジアラビアの幅広い世代の女性ドライバーに影響を与えると思われるアリス・パウウェルの2人を心から祝したいと思います」

 

 

 

 

TEXT/相原俊樹(Toshiki AIHARA)