【DEBUT】「ブラバムBT62」、サーキット専用車から公道仕様が登場!

Brabham BT62

ブラバム BT62

 

 

元F1ドライバーが開発したスーパースポーツ

 

ブラバム・オートモーティブは、サーキット専用モデルとして2018年にデビューした「BT62」のロードヴァージョンを発表した。オーストラリアを拠点とするブラバム・オートモーティブは、自身のチームを率いてF1王者に輝いたジャック・ブラバムの息子、デビッド・ブラバムが立ち上げた自動車メーカー。デビッド自身も1990年、1994年シーズンにF1グランプリを戦っている。

 

BT62はブラバム・オートモーティブが手がけた最初のプロジェクトで、最大出力700bhp、最大トルク68kgmを発生する5.4リッターV型8気筒自然吸気ガソリンエンジンをミッドに搭載する。レーシングカー開発で培ったエアロダイナミクス技術をふんだんに投入し、最大で1200kg以上ものダウンフォースレベルを実現した。

 

 

サーキット仕様のスペックを変えず公道を走行

 

今回、同社はサーキット専用モデルだったBT62の性能を変更することなく、公道走行可能な仕様へと適合させた。欧州市場において、BT62の公道走行仕様への変更は英国で行われ、車両本体価格に加えて15万英国ポンド(約2000万円)の追加費用が必要となる。また、オーストラリアでも同様の仕様変更が可能だ。

 

ブラバム・オートモーティブのコマーシャル・ディレクター、ダン・マークスはBT62の公道走行仕様について以下のように説明する。

 

「オーナーはBT62を公道走行仕様に変更する前に、我々が用意する『ブラバム・ドライバー・ディベロップメント・プログラム』を受けて頂く必要があります。このクルマはそれぞれのオーナーの要望に沿ってテーラーメイドで製作されており、できる限りリクエストにも柔軟に対応していくことを考えています」

 

 

オプションで車高アップや豪華なインテリアも

 

公道走行仕様のBT62は、英国のDVSA(Driver and Vehicle Standards Agency:自動車安全証明局)による、IVA(Individual Vehicle Approval:個別車両承認)テストにかけられる。 このテストはBT62を一般公道でも使用可能にするため、すべての規制・法的基準を満たしているかを確認するプロセスとなる。

 

公道でよりBT62を使いやすくするための仕様変更もオプションで用意された。フロントとリヤのアクスルリフトキットによる車高のアップ、ステアリングロック幅の拡大、エアコンの追加、ドアロックとイモビライザーの取り付けなどに加え、インテリアをゴージャスに変更することも可能だ。

 

法規対応によるわずかな車両重量増加はあるものの、ドライビング性能を変えることなく、最高出力に関しても700bhpを維持することに成功。公道走行仕様のデリバリーは2019年夏を予定している。

 

 

カスタマーからの強い要望に応えたブラバム

 

ブラバム・オートモーティブのマネージングディレクターを務めるデビッド・ブラバムは、公道走行仕様の開発に際してカスタマーから強い希望があったことを明かした。

 

「我々はBT62を制限のないサーキット専用モデルとして開発しました。そして、大規模なテストプログラムでは、その性能を十分に証明できたと考えています。そもそもBT62は公道走行を念頭において設計されたクルマではありませんが、何人かのオーナーから『サーキットに向かう公道でも走らせたい』という要望がありました。私の父ジャックは、常にカスタマーの要望に応えてきました。我々はその精神を受け継いでいます」

 

ブラバム・オートモーティブは、1月10日に英国バーミンガムで開幕する「オートスポーツ・インターナショナル・ショー」において、BT62も含めた今後のプランについて発表する予定となっている。