【TOPIC】「ピレリ・ノイズ・キャンセリング・システム」、 需要が大幅増加。

ロードノイズを25%削減、タイヤ3本と同等に。

 

ピレリが開発した革新的なピレリ・ノイズ・キャンセリング・システム(PNCS)の需要が大幅に増加している。PNCSは2013年に登場し、高い快適性をを提供したいプレミアムブランドからの需要が年々増加。このテクノロジーを実装したピレリタイヤは2017年末の時点で78だったが、2018年にはホモロゲーション数が倍増、現時点で150を超えるタイヤが販売されている。

 

「PNCS」は、路面とタイヤの相互作用から発生する車内のノイズを削減する目的で設計された。このシステムによって、ロードノイズは25%削減され、3本のタイヤによるノイズと同等になったという。

 

 

タイヤ内に埋め込まれたノイズ吸収素材。

 

ノイズの削減はタイヤ内に埋め込まれた音を吸収する素材の使用により可能になった。この素材は、ノイズとなる空気中の振動を吸収し、稼働面積を最大限にする気泡から構成される「スポンジ」のような素材が振動を弱めることでノイズが大幅に削減される。

 

PNCSが実装されたタイヤには、サイドウォールに特別なマーキング(PNCSの文字の横にスピーカーと横棒付きの音波のシンボル)が施される。PNCSテクノロジーのタイヤを装着したクルマのオーナーには、PNCSによって得られるアドバンテージを常に享受できるよう、それぞれの車両専用に開発されたタイヤの購入が推奨されている。

 

 

各車専用に開発されたタイヤ使用の重要性。

 

ピレリの技術・開発部門のエグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるマウリツィオ・ボイオッキは、PNCSについて以下のようにコメントした。

 

「ピレリはタイヤ開発の一方で、顧客のドライバーズライフを改善するテクノロジーの研究を続けています。ランフラットとシールインサイドは、パンクに伴うリスクを最小限に留めました。一方、PNCSは走行時の車内の快適性を改善しています。静粛性はプレミアム&プレステージカーメーカーにおける需要が非常に高いテクノロジーです」

 

ボイオッキは、各車専用に開発されたタイヤの使用の重要性を付け加えた。

 

「現在、ピレリのタイヤ・ホモロゲーション数は3100近くに達していますが、その内770は最新テクノロジーに関連したタイヤです。また、専用のタイヤであることを示すマーキングが施されたタイヤは、720以上を数えます。PNCSのようなテクノロジーの存在は、タイヤ交換の際にモデル専用タイヤを選択する重要性をドライバーに喚起するでしょう。専用タイヤを選択することは、クルマをベストな状態に導く唯一の方法です。モデル専用に設計されたタイヤの特性によるメリットは計り知れません」