【モータースポーツ】ポルシェ ケイマンGT4ラリー、アイスレースでデモラン。

2019/01/21 07:55


Porsche 718 Cayman GT4 Rallye Concept

ポルシェ 718 ケイマン GT4 ラリーコンセプト

 

 

2020年に「718ケイマンGT4クラブスポーツ」を投入。

 

1960年代から80年代にかけて、モンテカルロやサファリなどのラリーで活躍したポルシェが本格復帰を狙っている。バイザッハのモータースポーツ部門は「FIA-R GT」規定に基づいた「718ケイマンGT4クラブスポーツ」を開発し、2020年にも投入する予定だ。

 

「FIA-R GT」規定は、プライベーター向けに費用対効果の高いマシンでラリー参戦を促すべく、2011年にFIAが導入したラリー用マシンレギュレーション。2輪駆動のGTモデルに限定され、これまでロータス・エキシージR-GT、ポルシェ911GT3、アバルト124R-GTなどがプライベーターの手でラリーに参戦している。

 

 

今回、2019年1月19~20日にかけてオーストリアのツェル・アム・ゼーにて開催された「アイス・レース」において、ケイマンGT4ラリーコンセプトがデモンストレーションランを行なった。ドライバーを務めたのは地元の人気ドライバー、リチャード・リッツ。彼は現在、世界耐久選手権(WEC)のGTE-Proクラスにおいて、ランキング3位につけている。

 

 

18年のWRCドイツで話題を呼んだケイマンのラリー仕様。

 

ポルシェは2018年のWRC(世界ラリー選手権)ラリードイチュラントに、981ケイマンをベースに開発された「ケイマンGT4ラリーコンセプト」をオフィシャルカーとして投入した。前述のように、これまでも911GT3 R-GTがラリーを走っていたが、あくまでも開発はプライベーターによるもの。ポルシェ本社が手がけた久々の本格的ラリーカーということで大きな話題を呼んだ。

 

ケイマンGT4ラリーコンセプトはロマン・デュマのドライブでコースカー(実際のラリーカーが走行する前にステージをチェックする車両)として、実際のステージを走行。この時のポジティブな反応を受けて、正式に718ケイマンのラリー仕様開発が決定された。

 

 

「718ケイマンGT4クラブスポーツ」をベースに開発。

 

2020年に登場する新たなラリーカーは、先日発表された「718ケイマンGT4クラブスポーツ」をベースに開発。プライベーター向けGT4マシンとして登場した「718ケイマンGT4クラブスポーツ」は、425hpを発揮する3.8リッターフラット6を搭載し、両ドアやリヤウイングにオーガニックファイバー混合物パーツが使用されている。

 

 

FIAはR-GT規定の参戦ドライバーを増やしたいと考えており、これまでサーキットに向いていたポルシェの関心がラリーに向かいつつあるのは非常にポジティブな動きと捉えている。ドイツでケイマンGT4ラリーコンセプトのステアリングを握ったデュマは「ラリーを楽しみたいジェントルマンドライバーにぴったりのコンセプト」と語る。2020年シーズン、 WRCで数多くの「718ケイマンGT4クラブスポーツ」が走行するシーンが見られるかもしれない。