フォルクスワーゲンが「バギー」を電気自動車として復活!
公開日 : 2019/02/04 07:55 最終更新日 : 2019/02/04 07:55
Volkswagen The buggy
フォルクスワーゲン・バギー
EVプラットフォーム「MEB」を使用。
フォルクスワーゲンは、1960〜1970年代にアメリカ西海岸で大人気を誇った「バギー」を復活させようとしている。今回、発表されたコンセプトモデルは、フォルクスワーゲンが開発したEVプラットフォーム「モジュラー・エレクトリック・ドライブ・マトリックス(MEB)」をベースに開発。3月7〜17日に行われる、ジュネーブ・モーターショーで初公開される予定だ。
フォルクスワーゲンのデザイン部門トップを務めるクラウス・ビショフは、この新しいEVバギーについて、以下のように説明した。
「バギーはクルマを超越した存在です。4輪を持ったエネルギーの塊と言えるでしょう。このEVバギーは懐古主義ではありません。レトロではなくモダンで、他の何にも似ていないルックスを持っています。そして、この強いエモーショナルは、電気自動車ということからもきています」
ニッチ市場に向けた、少量生産モデルの可能性。
独自のデザインを持つが、フルEVバギーのコンセプトは、かつてカリフォルニアのビーチで大活躍した「バギー」からインスピレーションを受けている。当時のバギーはフォルクスワーゲン・ビートルのシャシーに、FRPのボディを架装。新しいEVバギーも、当時と同様にルーフやドアは持たず、当時のようなむき出しのオフロード用タイヤを装備する。
「MEB」を使ったコンセプトカーの登場は、このフルEVプラットフォームが、大規模量産モデル以外にも使用できることを示している。今後、MEBを使用し、ニッチマーケットに向けた少数量産モデルの誕生する可能性も小さくないと言えそうだ。