新型「ポルシェ911(992)」のコクピットに見る、新技術とアナログの融合。

2019/02/12 07:55

Porsche 911(992)Carrera

ポルシェ911(992)カレラ

 

 

見慣れたアナログレブカウンターが中央に鎮座。

 

新世代ポルシェ911(992)は、画期的なインテリアを持つ。メーターナセル内には最新テクノロジーだけでなく、あえて伝統も残した。今や多くの車種でデジタルディスプレイが収まるセンター位置にはアナログのレブカウンター(タコメーター)が鎮座している。911のオーナーは加速しようとスロットルを強く踏み込んだ時、シート後方に鎮座しているボクサー6が正確に回転しているかを知りたいからである。

 

レブカウンターの両脇にはふたつのマルチファンクションディスプレイが並ぶ。ここにはスピードメーター、油圧、水温、油温、燃料消費量、バッテリー残量、ナビゲーションマップ、ラジオアナウンスメントなど、様々な情報を高解像度で表示することができる。そして、インストゥルメントパネルはオリジナルの911から引き継がれたデザインが採用されている。

 

 

古典的なトグルスイッチをあえて採用。

 

インストゥルメントパネル中央には、古典的なトグルスイッチのようにデザインされた、5つのプッシュボタンが備わる。その上部にはタッチパッドを備えたセンターディスプレイが鎮座。イグニッションキーは廃止され、エンジンスタートにはステアリング左のスタートスイッチ、もしくは「キーレスゴー(Keyless Go )」システムを使用する。

 

 

オリジナル911のような水平基調のインテリア。

 

ポルシェのインテリアデザイントップを務める、イボ・バン・フルテンは、以下のように説明した。

 

「我々が新しいモデルのデザインを始める時、それまでの全世代の911がどのように進化してきたのか、心に留めておくのが重要です。例えば、オリジナルの911のインテリア(写真)は非常に明確でシンプル。すべてが一列に並んでいます。新しい992では、新素材や新技術の導入だけでなく、かつての水平レイアウトへの回帰が強調されました」

 

操作系統はできるだけ分かりやすく、そしてシンプルにということも開発におけるキーワードとなった。

 

「10.9インチタッチスクリーンパネルを中央に統合しました。すべての機能がシンプルに配置されているため、操作はこれまで以上に簡単になりましたし、先代モデルよりもドライブ中に気を散らすことが少なくなるはずです」