復刻されたコンセプトカーに、グッドイヤーの光るタイヤを装着


Golden Sahara II

ゴールデン サハラII

 

 

ゴールドに光るシースルータイヤ!

 

グッドイヤーは「クレアモント・コレクションズ(Klairmont Kollections)」と共同でジュネーブ・モーターショーにおいて、グッドイヤー製半透明タイヤを装着したコンセプトカー「ゴールデン サハラII(Golden Sahara II)」を公開した。クレアモント・コレクションズは、アメリカ・シカゴにあるクラシックカーとカスタムカーのミュージアムだ。

 

1950〜1960年代における象徴的なカスタムカーである「ゴールデン サハラII」は、最初に自動走行を掲げたコンセプトカーのひとつ。当時グッドイヤーによって開発されていた、ゴールドに光るシースルータイヤが装着されていた。

 

グッドイヤー・ヨーロッパの消費財担当副社長を務める、ヘンリー・デュモティエは「ゴールデン サハラII」とグッドイヤーの関わりについて次のように説明する。

 

「グッドイヤーにとって、1950〜60年代は技術革新に向けた取り組みを強化していた時代でした。月面探査車の開発や自動車最高速度記録達成など、あらゆる分野でパイオニアたちと協力して革新に取り組んでいたのです。『ゴールデン サハラII』プロジェクトにおけるグッドイヤーの関わりは、我々の自動運転社会の未来を形成する第一歩でした」

 

 

当時最新鋭のシステムに開発中の半透明タイヤを組み合わせる

 

伝説的なカスタムカーデザイナーであるジョージ・バリスが所有していたリンカーン・カプリ(1953)に、同じくカスタマイザーであるジム・ストリートが改造を加え、1960年に発表されたのが「ゴールデン サハラII」。当時、最新鋭の電子システムを実験するプラットフォームとして登場した。

 

「ゴールデン サハラII」には、航空機のコントロールレバーにインスピレーションを受けた、加速・ブレーキング・ハンドリングの統合制御システムに加えて、クルマの進行上にある障害物を感知するセンサーを採用した自動ブレーキシステムを搭載していた。

 

タイヤは、グッドイヤーが半透明構造のネオタン(Neothane)を使って開発したもので、タイヤに内蔵されている発光装置によりタイヤ自体が発光する。これは悪天候下におけるタイヤの視認性向上やブレーキングと連動してタイヤが発光する仕組みの実現性を探る、グッドイヤーの幅広い研究範囲のひとつだった。

 

 

約50年の月日を経てレストアを敢行

 

「ゴールデン サハラII」は当時、全米各地を巡り、数多くのテレビ番組や映画に登場。2018年5月にクレアモント・コレクションズがオークションで落札するまでの約50年間、ガレージに眠ったままだった。その後、シカゴの「スピークイージー・カスタムズ&クラシックス(Speakeasy Customs & Classics)」の協力を得てレストアされ、グッドイヤーにより新たに製作された半透明タイヤを装着。今回のジュネーブ・モーターショーに持ち込まれている。

 

「我々のチームは、2019年のジュネーブ・モーターショーにおいて、この象徴的なクルマを公開するためにグッドイヤーと協力してきたことを誇りに思います」と、レストアを担当したラリー・クレアモントは語っている。