「ラゴンダ」のコンセプトモデルに見る、近未来型ラグジュアリーの姿。

LAGONDA All-Terrain Concept

ラゴンダ オールテレイン コンセプト

 

 

ラグジュアリーの新定義「ラゴンダ」

 

2018年のジュネーブ・ショーで「ラゴンダ」ブランドの復活を宣言したアストンマーティン。それはウェールズのセント・アサンに新設される新工場で生産されること。またすべてのモデルがバッテリー駆動のEVとされることなど、さまざまな話題に満ち溢れた発表だった。それから1年が経過し、100名を超える優秀なセント・アサン・チームがすでにゲイドンから派遣され、最終的に従業員数は2020年には700人以上に達する見込みであるという。ちなみにこの2020年という年は、ファーストモデルとなるエレクトリックSUVの「DBX」がデビューを飾る年。アストンマーティン・ラゴンダの新たな歴史がここに始まると言っても間違いではないだろう。

 

 

今年、アストンマーティン・ブースで紹介された「ラゴンダ・オールテレイン・コンセプト」は、これまで長きにわたって信じられてきた常識を打ち破り、ラグジュアリーな移動とは何かという考え方を一変させるブランドへと成長するという、ラゴンダのビジョンを具現化したものだ。そのために必要な先進的なテクノロジーや斬新なデザイン、あるいはモダンでスーパー・ラグジュアリーなキャビン。現在のラゴンダはもちろん自動車メーカーだが、このコンセプトはほかにも大きな拡張性を秘めている。

 

 

大型クルーザーがモチーフ

 

ラゴンダ・オールテレイン・コンセプトは、確かに自動車以外からも、さまざまなデザインのエレメントを得たモデルに感じられる。エクステリアデザインはリアに向かって美しく流れるベルトラインが印象的で、これは大型のヨット(クルーザー)からインスピレーションを得たもの。バッテリーはフロントに配置され、重心高の低下とともに高い剛性を生み出す。高級素材でまとめられたインテリアもまた、各エレメントが一体化された極めてシンプルな仕上がりで魅了する。

 

 

エレクトリックドライブ、そして自動運転との組み合わせで、目的地までのドライブは、実に快適なものとなるだろう。2020年、我々はついにここまで進化したラグジュアリーカーに身を委ねることができるのだ。その日が来るのが今から待ちどおしい・・・。

 

 

REPORT/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)