「ブガッティ タイプ35」3/4電動カー、500台限定で登場!

Bugatti Baby II

ブガッティ ベイビーII

 

 

末弟ローランドのために作られた1/2モデル

 

1924年に発表された「ブガッティ・タイプ35」は、史上最も成功したレーシングカーとして知られている。1930年代半ばまで活躍し、その間に2000勝以上を記録。そのピーク時には1週間で14勝を挙げたこともあるほどだ。

 

1926年、エットーレ・ブガッティとその息子ジャン・ブガッティは、エットーレの末っ子ローランドが4歳の誕生日を迎えた時、1/2スケールのタイプ35を製作、彼にプレゼントした。そして、ブガッティ創業110周年となる2019年、ブガッティとジュニア・クラシック社は、「ブガッティ ベイビー」のアイディアを復活。「ベイビーII」として商品化を決定し、ジュネーブ・モーターショーのブガッティ・ブースにその最初の3Dプリンタモデルを展示した。

 

 

最初のモデルはわずか500台のみを生産

 

エットーレとジャンが作ったタイプ35のワンオフモデルは、その後公式カタログモデルとなった。モレスハイムのブガッティ本社を訪れたカスタマーからの人気も高く、1927年から1936年にかけて販売されている。この「ブガッティ ベイビー」は、現在もコレクターズアイテムとして非常に人気が高い。わずか500台ほどしか生産されておらず、現在では入手が困難だからだ。

 

 

3/4スケールの「ベイビーII」は大人もドライブ可能

 

ブガッティ創業110周年を記念し、新たに復活したのが「ベイビーII (Baby II)」だ。エットーレが作った小さなタイプ35へのオマージュとして、生産されるのは今回も500台のみ。初代「ベイビー」が子供専用だったのに対し、今回はタイプ35の3/4スケールとして開発されたため、子供だけでなく大人も楽しむことができる。

 

リバイバルとはいえ、「ベイビーII」は現代の最新技術を使って製作される。ハンドメイドで生産され、1924年にリヨンで開催された「フランスGP」に参戦したタイプ35を正確にデジタルスキャン。その美しいフォルムを完璧に再現している。

 

 

リチウムイオンバッテリーに加え、回生ブレーキも搭載

 

オリジナルの「ベイビー(写真手前)」と同様に、「ベイビーII(写真奥)」もモーターとバッテリーを搭載し、後輪を駆動。ただ「ベイビーII」は取り外し可能なリチウムイオンバッテリーパックに加え、LSDと回生ブレーキが採用された。ふたつのドライブモードが用意されており、「チャイルドモード」は最高出力が1Kwで、最高速度を20km/hに制限。一方の「アダルトモード」は最高出力4Kw、最高速も45km/hまで出すことができる。

 

さらにスピードを求めるファンのために、オプションの「スピードキー」アップグレードが用意されており、最大10kWのパワーアップに加えてスピードリミッターも解除される。

 

 

2019年秋から生産&デリバリーがスタート

 

コクピットはアルミ製ダッシュボード、レザー製シート、タイプ35の特徴的な4本スポークステアリングホイールを採用。ボディカラーはお馴染みのフレンチ・レーシングブルーのほか、オーダーで好みのカラーをチョイスすることも可能だ。

 

足元にはエットーレが1924年にデザインした8本スポークホイールを忠実に再現したアルミホイールが奢られ、各車輪に独立した最新のブレーキシステムを搭載。また、ジュネーブ・モーターショーに展示されたモデルには搭載されていなかったが、強力なヘッドライトも用意されている。

 

フロントグリルには生産仕様のシロンと同じ、50gの純銀で製作されたバッジが配置されるだけでなく、2019年内にオーダーすると、ブガッティ110周年記念バッチも取り付けられる。価格は3万ユーロ(約380万円)で、2019年秋から生産・デリバリーがスタートする予定だ。