ポルシェ タイカン、量産に向けたテストプログラムが最終段階へ

Porsche Taycan

ポルシェ タイカン

 

 

フィンランドの北極圏からドバイの砂漠まで走破

 

ポルシェ初のフルEVモデル「タイカン」の量産・市販に向けたテストプログラムが最終段階に入っている。

 

タイカンのテストプログラムは、あらゆる条件下での使用を考慮し、世界中の様々な地域で行われた。例えば、北極圏からほんの数km離れたフィンランド北部では、雪と氷上でにおけるドライビングダイナミクスを鍛えるべく、徹底的に走りこまれている。

 

同時期にまったく逆の条件下を求めて、ポルシェのエンジニアは南半球にもタイカンを送り込んでいる。南アフリカでは最終的なパフォーマンスの調整に加えて、再現性の確認も行われた。また、中東のドバイでは灼熱の気候下での耐久試験に加えて、極端な条件でのバッテリー充電もテストされている。

 

 

マイナス35度からプラス50度まで幅広い気候下でのテスト

 

今回、タイカンのテストプログラムが展開された地域は30ヵ国におよび、マイナス35度からプラス50度まで幅広い気候条件での走行が行われている。また、3000mを超える高地でのテストも敢行された。

 

ポルシェはEVモデルに関しても、ガソリンエンジン搭載のスポーツカーと変わらない、厳格なテストプログラムを用意した。優れたパフォーマンスを発揮するだけでなく、あらゆる気候条件において日常的に使用できるだけの完成度が求められている。

 

また、EVならではの特徴として、バッテリーの充電、極端な条件下でのドライブトレインの動作状況、室内の温度制御など、厳しい性能要求が課せられた。特に充電に関するテストは、異なる条件下や充電システムを使用し、10万回以上が繰り返されたという。

 

 

市場投入までに600万kmのマイレージを稼ぐ

 

タイカンのプロジェクト責任者である、モデルライン担当副社長のシュテファン・ウェックバッハは、テストの状況について次のように説明した。

 

「コンピューターでのシミュレーション、そしてベンチテストを早い段階で実行した後、この厳しい最終テストプログラムへと我々は駒を進めました。2019年末にタイカンが市場に投入されるまでに、600万kmものマイレージを稼ぐ予定です。現時点で我々はタイカンの完成度に対し、非常に満足しています。タイカンこそ、真のポルシェになるでしょう」