前輪駆動化「新型 BMW 1シリーズ」、フランス・ミラマスでテスト続く

公開日 : 2019/03/30 07:55 最終更新日 : 2019/03/30 07:55


BMW 1 Series

 

 

これまでの後輪駆動から前輪駆動モデルに

 

南フランス・ミラマスにある、BMWテスト施設においてカモフラージュ偽装が施された次期型「BMW 1シリーズ」の大規模なテストが続けられている。

 

このテスト施設には、様々な路面状況での走行を再現できるハンドリングトラックがあり、新型「1シリーズ」を鍛えるのに最適な条件が揃っている。この「1シリーズ」の開発に先立ち、BMWは5年の月日をかけて、新型前輪駆動アーキテクチャーの開発を続けてきた。

 

 

FF化により大幅に拡大した室内スペース

 

この新たな前輪駆動アーキテクチャーの導入により、新型「1シリーズ」は、プレミアムコンパクトセグメントにおいて、これまでにないレベルのドライビングダイナミクスをもたらすと、BMWは自信をのぞかせる。

 

また、前輪駆動化により、これまで1シリーズではネックとされていた狭い室内スペースが大幅に拡大した。横置きエンジンと低いセンタートンネルにより、特にリヤシートは十分なスペースを実現しているという。リヤシートのレッグスペースは33mm、ヘッドスペースは19mmも拡大。さらにラゲッジルーム容量も20リットル増加し、380リットルを確保した。

 

 

「ARB」の採用で、FF特有のアンダーステアを抑制

 

新型「1シリーズ」は、これまでMINIなど、BMWグループの前輪駆動モデルで得られた経験が、すべて活用されている。さらに「BMW i3S」から導入された「ARB」(アクチュエーター連続ホイールスリップ制限:actuator contiguous wheel slip limitation)を採用することで、トラクションを大幅に向上させるだけでなく、アンダーステアを抑制した俊敏なハンドリングをもたらす。

 

「ARB」テクノロジーは、エンジンコントロールユニット内に搭載された、スリップコントロールシステム。「DSC」(ダイナミックスタビリティコントロール)と密接にリンクすることで、前輪駆動車特有のアンダーステアを大幅に減少させる。「ARB」は新型「1シリーズ」に標準装備される。

 

 

新開発の2リッター直4ターボを搭載

 

パワーユニットは新開発の4気筒ガソリンエンジンを搭載。トップモデルの「M135i xDrive」には、パワフルな2リッター直列4気筒ツインパワーターボが搭載される。最高出力225kW(306hp)を発揮するこのエンジンは、強化クランク、新しいピストン、大型ターボチャージャー、最適化されたインジェクションバルブなどの採用で、従来の直4エンジンから大幅な進化を果たした。

 

BMWグループにおいて、ドライングダイナミクス部門のトップを務めるピーター・ランゲンは、新型「1シリーズ」について次のように説明した。

 

「新型『BMW 1シリーズ』は独自のキャラクターを持った、本物のBMWです。クイックで正確なドライビングフィールをダイレクトに感じることができるでしょう」