ポルシェ カレラ カップ ジャパン開幕! 上村優太がポールポジションを獲得

2019/04/14 06:00

Porsche 911 GT3 Cup

ポルシェ 911 GT3 Cup

 

 

20台が揃ったオープニングラウンド

 

「ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)」2019年第1-2戦の予選が、4月13日(土)に岡山国際サーキット(岡山県)で行われた。

 

PCCJ開幕戦は、スーパーGT開幕戦のサポートレースとして開催。公式予選は土曜日に1回のみ行われ、第1戦のスターティンググリッドは予選のベストタイム順で決定。第2戦は予選で記録されたセカンドタイム順でスターティンググリッドが決まる。そのため予選タイムアタックでは、ベストラップに近いタイムを安定して出せるかがポイントとなる。

 

予選前日の12日(金)に実施された2回の専有走行で1回目にトップタイムをマークしたのは、今年のPCCJ ジュニアプログラムドライバーの笹原右京。2回目は2013年、2014年に2連覇を達成し5年ぶりのPCCJフル参戦となる小河諒だった。開幕戦に参戦する全20台の「911 GT3 Cup」は精力的に周回を重ね、翌日の予選に備えてセットアップに励んだ。

 

 

次々と塗り替えられるコースレコード

 

迎えた13日(土)の予選日は朝から青空が広がり、11時20分の公式予選開始時の気温は14度。コースイン後、多くのドライバーたちは3周目になる頃からタイムアタックを開始する。まずトップタイムをマークしたのは小河諒で、1分31秒130を記録。岡山におけるオーバーオールのコースレコードは1分31秒644のため、この時点でコースレコード更新となる。

 

小河に続いたのが、上村優太、笹原右京、大滝拓也で、3名が31秒台を記録する。小河は翌周さらにペースアップし、PCCJ初となる30秒台へと突入。ついに1分30秒898を記録。しかし、予選開始から10分が過ぎた頃にコースアウトを喫したマシンを回収するために赤旗中断となってしまう。

 

 

残り3分でトップに立った上村優太

 

ピットへと戻ったクルマの多くは、ここでニュータイヤへと履き替え、赤旗解除後のタイムアタックへと備える。そして、11時36分に予選が再開されると、笹原が1分30秒806をマークしてトップに立つ。そのタイムをターゲットに、小河、上村、大滝が追いかける展開になる。

 

まさに、今年注目の若手ドライバー4人による争いとなった予選を制したのは、残り3分の時点でニューコースレコードの1分30秒356をマークした上村だった。

 

「赤旗中断のタイミングでニュータイヤに履き替え、路面コンディションも良くなっていたのでポールポジションを狙っていました。狙い通りのタイムも出せたので、決勝ではスタートをうまく決めて逃げ切って優勝したいと思います」と、上村はポールトゥウィンを目標に掲げる。

 

僅差の2番手となった小河は悔しさを隠さない。

 

「最初はうまく路面にアジャストできたのですが、徐々に変化していった状況に合わせきれませんでした。決勝ではチャンスを見逃さずに優勝を狙いたいと思います」

 

4輪脱輪でベストタイム抹消となり3番手となった笹原も、「タイムアタックのタイミングが一歩早くて逆転されてしまいましたが、決勝ではスタート勝負を制して逆転優勝を狙っていきます」と、決勝での挽回を誓う。

 

 

ナインレーシングが両クラスでポール

 

一方、ジェントルマンクラスのポールポジションはニューコースレコード1分31秒355を記録した永井秀貴。

 

「PCCJ参戦4年目で初ポールポジションを獲得できて、とても嬉しいです。これもスタッフみんなのお陰です。決勝ではミスすることなく、トップでゴールしたいですね」

 

これにより、新たにポルシェセンター岡崎を母体とするナインレーシングは、オーバーオールの上村と、ジェントルマンクラスの永井で、ダブルポールポジションを獲得したことになる。

 

2番手タイムをマークしたIKARIは、「タイムアタックのタイミングが少し早かったようです。決勝では何とか逆転したいと思います」と力強く語った。

 

 

上位8台がコースレーコードを更新

 

なお、予選結果全体を見ると上位9台が従来のコースレコードを更新するタイムをマークし、ジェントルマンクラスでも上位8台がコースレコードを更新。この結果からも今シーズンは、昨年以上に熱い決勝レースが予想される。

 

セカンドベストタイムで争われる第2戦の予選結果は、第1戦と同じく#31 上村がポールポジション、2番手に笹原、3番手は小河となっている。ジェントルマンクラスのポールポジションは第1戦と同じく永井が獲得し、2番手はIKARI、3番手は山口智英が獲得している。