新型ランドローバー ディフェンダー、ケニアで野生ライオンの保護活動をサポート

Land Rover Defender

ランドローバー ディフェンダー

 

 

1万4000ヘクタールの地域を縦横無尽に走行

 

新型「ランドローバー ディフェンダー」が新たな開発段階に入った。アフリカ野生動物保護組織「タスク・トラスト(Tusk Trust)」がアフリカ・ケニアにおいて行っている、ライオン保護プログラムにサポート車両として投入された。

 

渡河用の一体型エアインテークを装備し、環境保全のために特別に仕立てられたユニークなサファリカラーにカモフラージュを施された新型「ディフェンダー」のプロトタイプは、1万4000ヘクタールの広さを誇るボラナ保護区でのプログラムに参加。今回の活動では、トラッキング用発信機が付けられたライオンを追跡、彼らのための物資を輸送などに参加している。

 

 

トラッキングシステムを付けたライオンを追跡

 

今回のテストプログラムは、新型ディフェンダーに、これまでにないユニークな仕事を課した。橋のない河川を渡ったり、重い荷物を積載したトレーラーを牽引したり、道なき道での走行を繰り返している。また、トラッキングシステムの故障により、オスのライオンの通信機器交換作業にも使用された。

 

ボラナ保護区には、平野、曲がりくねったワインディングロード、尖った岩がむき出しの斜面、マディな土手、そして深い森林森などが存在し、新型ディフェンダーの走破能力を発揮する機会を存分に与えてくれた。

 

 

過酷な使用条件が揃ったボラナ保護区での活動

 

ジャガー・ランドローバーのビークルライン・ディレクターを務めるニック・コリンズは、今回のテストプログラムについて、以下のようにコメントした。

 

「現在、新型ディフェンダーの開発テストは、かなり高度な段階に達しています。タスク・トラストと協力し、ケニアでは貴重なパフォーマンスデータを集めることができました。ボラナ保護区は、さまざまな困難な環境を特徴としています。あらゆる地形・環境において、新型ディフェンダーの性能を最大限にテストするのに最適な場所だったと言えるでしょう」

 

 

20万頭から2万頭にまで減ってしまったライオン

 

ランドローバーは「タスク・トラスト」と15年におよぶ協力関係を続けている。今回、ボラナ保護区において、ライオンの保護プログラムに参加したことで、改めてアフリカにおけるライオンの生体が危機的な状況にあることが明らかにされた。

 

現在、アフリカ大陸のライオンは、希少種と言われるサイよりも少ない頭数しか生き残っていない。20世紀初頭は20万頭のライオンが生息していたと言われるが、現在は2万頭を割っているという。

 

「タスク・トラスト」のチャールズ・メイフューCEOは、現状を以下のように説明する。

 

「私たちの目標は、アフリカ全域でライオンの個体数が急激に減少しているという状況を周知させることにあります。幸いなことに、ボラナ保護区にはたくさんのライオンが生息しています。彼らを保護し、近隣のコミュニティとの衝突を避けるためには、この広大で過酷な環境での動きを追跡・監視することが不可欠です。その行程には、深い川を渡ったり、険しい岩山を走行する必要があるのです」

 

現在開発の最終段階にある新型「ディフェンダー」のワールドプレミアは、今年後半を予定している。