「ベントレー コンチネンタル GT」がパイクスピークに向けテストを敢行

BENTLEY CONTINENTAL GT PIKES PEAK

ベントレー コンチネンタル GT “パイクスピーク”

 

 

新たな市販車クラスの記録更新を狙う

 

ベントレーは、6月30日に開催されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)において、新たに開発した「コンチネンタルGT」を投入する。これは、米国・コロラドスプリングスにある全長12.42マイル(約20km)、156のコーナーをもつコースにおいて量産車、最高記録樹立を狙うためだ。

 

昨年、ベントレーは生産車SUVクラスに「ベンテイガ」を投入し、10分49秒9を記録した。平均速度66.5mph(約107km/h)でパイクスのヒルクライムコースを駆け上がり、それまでの記録を2分も短縮することに成功している。

 

今回、ベントレーは自らの100周年を記念したゼッケン“100”を掲げた、6.0リッターW型12気筒ツインターボエンジンを搭載する「コンチネンタルGT」を公開。記録更新に向けて、ドライバーのリース・ミレンによるテストを敢行した。

 

 

高地ゆえの薄い酸素濃度と急激な天候変化

 

ベントレーのモータースポーツ・ディレクターのブライアン・ガッシュは、今回のプロジェクトについて以下のようにコメントした。

 

「昨年、ベンテイガでパイクスピークに参戦し、我々は多くのことを学びました。その時の経験が今回の参戦準備に向けて活かされています。このような世界的なモータースポーツイベントで、コンチネンタルGTのポテンシャルをアピールできることを誇りに思っています」

 

しかし、ガッシュはパイクスピークの過酷なコンディションについて、警戒心を隠さない。

 

「パイクスピークの極端な条件は、様々な課題を我々につきつけます。スタートラインは9300フィート(2834m)、フィニッシュは1万4100フィート(4298m)という高地にあります。酸素濃度は海面レベルより1/3程度になってしまうのです。また天候の変化も急激で、晴天が数分で雪に変わることもあります。しかも薄い酸素によりドライバーのリース・ミレンにも影響を与えるでしょう。今回、彼が使用するヘルメットには、高山病防止の酸素供給システムが備えられています」

 

 

ドライバーはパイクスピークを知り尽くしたリース・ミレン

 

“キング・オブ・マウンテン”の称号を誇り、これまで幾度となくパイクスピークを走行してきたベテランのリース・ミレンは、コンチネンタルGTでの参戦に向けて以下のようにコメントした。

 

「パイクスピークのような過酷な環境下でも、コンチネンタルGTはきっと強力なパフォーマンスを見せてくれるはずです。この競技は、1年のたった1日、そして1回きりの勝負です。落ち着いて、集中して、自分のすべきミッションを粛々とこなす必要があります」