世界最速の芝刈り機「ホンダ ミーンパワー V2」がギネス公認記録を達成!

Honda Mean Mower V2

ホンダ ミーンパワー V2

 

 

0-100m/h加速で平均6.29秒という世界記録を樹立

 

ホンダが独自に開発した世界最速の芝刈り機「ミーンパワー V2(Mean Mower V2)」が新たなギネス世界記録を樹立した。今回得た称号は「0-100m/h加速 世界最速の芝刈り機」だ。

 

2019年5月6日、ドイツ・ドレスデン近郊のサーキット「DEKRAラウジッツリンク」において、ギネス世界認定員立会いのもと、新たに改良が加えられた「ミーンパワー V2」が、0-100m/h加速で平均6.29秒というタイムを叩き出した。

 

 

女性スタントドライバーのホーキンスがドライブ

 

今回、ギネス公認世界記録達成のためには、「ミーンパワー V2」が実際に“芝刈り機”として使用できなければならなかった。ベースとなったのはヨーロッパで販売されている芝刈りトラクター「ホンダ HF2622」だ。シャシー下部には、電気モーターで動くカーボン製芝刈りブレードが搭載されている。

 

そして、レーシングドライバーで、スタントドライバーとしての顔ももつ、ジェス・ホーキンス(写真)がステアリングを握った。

 

 

ブガッティ シロンをも超えるパワーウェイトレシオ

 

「ミーンパワー V2」は2018年夏に正式発表された。このマシンは、2014年3月8日に116.87m/h(約188km/h)という、芝刈り機による当時の世界最高速記録の達成したオリジナルの「ミーンパワー」から、あらゆる部分に改良を施したものだ。特にコクピットの着座位置が低く抑えられたことで、大幅な低重心化が図られている。

 

開発を担当したのは、ホンダ・ヨーロッパとともに、英国ツーリングカー選手権に参戦する「チーム ダイナミクス(Team Dynamics)」。CADや3Dプリンタを駆使し、さらに様々な特注パーツをふんだんに投入したことで、これまでにない性能レベルに到達した。

 

パワーユニットは、ホンダの2輪スポーツ「CBR1000RR ファイアーブレードSP(写真)」に搭載されている、999cc直列4気筒エンジン。最高出力は1万3000rpmで200bhpを発揮。乾燥重量わずか69.1kgの車体に詰め込まれ、そのパワーウェイトレシオはブガッティ シロンをも超えるという。

 

 

同じコースで最高速度242.99km/hも達成

 

今回、ギネス公認世界記録の要件を満たすために「ミーンパワー V2」は1時間以内に用意されたコース往復でタイムを記録する必要があった。2回の走行の平均加速度が公式タイムとなり、平均6.29秒を記録。これにより「ミーンパワー V2」は「プロタイプ芝刈り機による0-100m/h加速記録」で、ギネスブックに記載されることになった。また、同時に最高速度も計測され、150.99m/h(約242.99km/h)を記録している。

 

ホンダUKのマネージングディレクターを務める、デイブ・ホジッツは、今回の記録達成について、以下のようにコメントした。

 

「オリジナルの『ミーンパワー』は素晴らしいマシンでしたが、今回の『ミーンパワー V2』で、その記録をまったく新しいレベルにまで引き上げることに成功しました。 2014年に最高速度記録を樹立した後、我々は加速記録を目標に掲げました。これまでとは異なる何かがしたかったのです。そして今回、素晴らしい結果を得ることができました。チームダイナミクスは、エンジニアリングの世界で誰も成し遂げたことのない偉業をやり遂げてくれました」