英国王室ゆかりの地で開催する「コンクールズ・オブ・エレガンス」に、ジャガー Dタイプの量産第一号車が登場

ジャガー_コンクールズ_オブ_エレガンス_1955_Dタイプ_正面

Concours of Elegance 2019

コンクールズ・オブ・エレガンス 2019

 

モータースポーツ史に燦然と輝く傑作のひとつ、ジャガー Dタイプ。その“量産”第一号車が、2019年9月に英国で開催される「コンクールズ・オブ・エレガンス」でお披露目される。

 

女王陛下即位60周年記念の一環として2012年にスタートした英国の「コンクールズ・オブ・エレガンス」は、初回のウィンザー城をはじめ、セント・ジェームズ宮殿、ホリールードハウス宮殿など、王室にゆかりのあるロケーションで毎年実施されている。

 

ジャガー_コンクールズ_オブ_エレガンス_1955_Dタイプ_サイド

 

最もオリジナルに近いDタイプ

 

今年の「コンクールズ・オブ・エレガンス」には、重要な2台のジャガーが登場する。

 

最もオリジナルの状態に近いDタイプとして広く知られているシャシーナンバーXKD509、そしてEタイプのFHC(フィクスド・ヘッド・クーペ)の生産15号車だ。

 

XKD509は、3.4リッターの直列6気筒エンジン、ギヤボックス、フロントのサブフレーム、モノコック構造のセンターセクションがすべてオリジナルという貴重な個体。

 

ジャガー_コンクールズ_オブ_エレガンス_1955_Dタイプ_フロント

 

ラインオフ後にアメリカへ渡り、ニューヨークのディストリビューターの手に委ねられたXKD509は、フランス出身のレーシングドライバー、ルー・ブレロの元へ。セブリング12時間に出場したとき、元々ブリティッシュ・レーシング・グリーンだった塗装はマットダークブルーにホワイトのストライプというカラーリングに変更されていた。

 

ルー・ブレロの元で、プライベーターとしてアメリカをはじめとした各国のレースシーンでいくつもの勝利を勝ち取るなど数々の活躍をしたその特徴的な外板色は、1970年代に入りブラックへ変更。現在はそのコンディションが綺麗に保たれている状態だ。

 

ジャガー_コンクールズ_オブ_エレガンス_1961_Eタイプ_左

 

3000時間のレストアを経たフィクスド・ヘッド・クーペも

 

Eタイプ FHCは、1961年のスコティッシュ・モーターショーへ出展された6台のうちの一台。1976年に個人の元へ売買された際に、フルレストアするつもりで一旦分解されたが、2013年に再び売りに出されるまでついにそのままの状態で留め置かれた。

 

その後、主要な部品はほぼオリジナルのまま、英国のクラシック・ジャガーのスペシャリストとして知られるクラシック・モーター・カーズ(CMC)により3000時間におよぶレストアを敢行。現存する1961年のEタイプでは唯一の外板色である、オリジナルのパールグレイで塗装された。

 

「コンクールズ・オブ・エレガンス」のディレクターを務めるアンドリュー・エヴァンスは語る。「今年の『コンクールズ・オブ・エレガンス』は、ジャガーの愛好家のみならず英国の歴史ある名車を愛する人たち全員にとって素晴らしいイベントになるでしょう。19台のアストンマーティン ザガートや、ル・マンで栄光の歴史を刻んだベントレーのスピードシックス“オールド・ナンバーワン”も登場します。もちろんロールス・ロイスやロータス、マクラーレンも」

 

 

【関連リンク】

・コンクールズ・オブ・エレガンス公式チケット購入サイト(英語)

http://www.concoursofelegance.co.uk/tickets