BMW、次期4シリーズを予見する「コンセプト 4」を世界初披露【フランクフルトショー 2019】

フランクフルト・モーターショー_BMWコンセプト4発表_フロントスタイリング1

BMW Concept 4

BMW コンセプト 4

 

 

今後の4シリーズのデザイン言語を予告

 

BMWは第68回フランクフルト・モーターショーで、次期型4シリーズを示唆するコンセプトモデル「コンセプト 4」を世界初披露した。

 

 

伸びやかなボンネット、ロングホイールベース、流れるようなルーフライン、切り詰めたオーバーハングは、今後最新のBMWクーペにつながっていくプロポーションだ。ピンと張り詰めたボディ表面は彫刻のように研ぎ澄まされており、無駄な抑揚をそぎ落とすことでモダンな印象を強めている。

 

さらに、特徴的なキドニーグリルと印象的なエアインテーク、視線を惹きつける彫刻的なボディなど、このクルマがいかに優れたパフォーマンスをもつドライバーズカーであるかを直感的に伝えるデザイン言語を盛り込んだ。

 

天地方向に長く幅の細いキドニーグリルは、過去の伝説的なクーペモデル、328や3.0 CSiにモチーフをとっているという。キドニーグリルの内側には、精巧な仕上げを要する繊細なディテールを採用。水平フィン部分には宝石のようなファセットカットを施すなど、細やかな仕上げが奥行きを与えている。複雑な格子にはよくみると小さな“4”の集合体を組みんでいるのがわかる。

 

ボディをサイドから眺めてみると、筋肉質なボディの上部にはグリーンハウスを薄くとり、ダイナミックなムードが強い。伸びやかなルーフラインはなだらかに曲線を描きながらボンネットへと降下。量感をもたせたリヤのホイールアーチは力強さをアピールする一方で、フロントのホイールアーチ上方はすらりと仕上げることでバランスを整えている。この前後の釣り合いがコンセプト 4の機敏さと軽量感を表現しつつ、力強く堂々としたスタンスを与えている。

 

また、ボディサイドの前後方向に走るキャラクターラインを、ホイール間をつなぐように低めに刻むことで、視覚的に重心高を低く見せる効果を創出。フロントホイール後方には鋭く上部に向けて立ち上がるラインを加えることで、機敏なムードを引き立てている。

 

ドアミラーは2分割され、下部はポリッシュ仕上げのアルミニウムを使い、鏡面へ流れて溶け込んでいくようなデザインに。ボディ外板と同色でペイントしたパートは、空力性能を最大限考慮したフォルムとした。

 

 

陰影のコントラストが強く生まれる外板色を採用

 

フォービドゥン・レッドと呼ぶ外板色は、明るい部分は豊かでグロッシーな赤色に、暗い部分はほとんど黒にも見えて印象的なコントラストを作り出す。

 

スリムなLEDヘッドランプは、本体そのものが3次元のボディ構造の一部のように溶け込むデザインとなっており、テールライトとともにグラスカバーは存在しない。LEDテールライトは光ファイバーを用いてお馴染みのLシェイプを形作る一方で、最先端の“ハートビート(鼓動)”グラフィックを採用した。

 

リヤの垂直方向に設置されたエアアウトレットは、低くワイドなスタンスを際立たせるモチーフのひとつ。力強いリヤのエプロンには迫力のあるハイグロス・ブラックのディフューザーを組み入れ、シンプルな面に勢いを加えることでBMWらしいスポーティな血筋を強調した。21インチの10スポークホイールもダイナミックな印象を引き立てている。

 

「コンセプト 4はBMWブランドの美の本質を体現するモデル。明確で精密なデザインと、完璧なプロポーションを兼ね備えています」と、BMWグループ デザイン上級副社長のエイドリアン・ファン・ホーイドンクは説明する。

 

BMWデザインチームの代表、ドマゴイ・デュケックも語る。「キドニーグリルはBMWの伝統的なシグネチャーです。コンセプト 4は堂々と格式高くこのアイコンを昇華させました。同時にコンセプト 4は、4シリーズの表情を予見するものでもあります」