ポルシェ初の市販EVスポーツ「タイカン 4S」デビュー! 航続距離はシリーズ最長を誇る

公開日 : 2019/10/15 14:32 最終更新日 : 2019/10/15 14:32


ポルシェ・タイカン4Sのフロント走行イメージ

Porsche Taycan 4S

ポルシェ タイカン 4S

 

 

最大463kmの航続距離はタイカン最長

 

ポルシェAGは、2019年10月15日にフルEVスポーツカー「タイカン」に「タイカン 4S」を追加すると本国で発表した。

 

「タイカン 4S」は、2019年9月4日に3大陸同時発表された上級グレードの「タイカン ターボS」「タイカン ターボ」に続く3つ目のモデルレンジ。実質、現状タイカンのラインナップにおけるエントリーモデルといえる。

 

ポルシェ・タイカン4Sフロントロケイメージ

530psのシングルデッキ式パフォーマンスバッテリーを標準で搭載する「タイカン 4S」。571psの2デッキ式パフォーマンスバッテリープラスをオプションで選ぶこともできる

 

リチウムイオンバッテリーは、容量79.2kWh、オーバーブースト出力390kW(530ps)のシングルデッキ式パフォーマンスバッテリーが標準。オプションで容量93.4kWh、420kW(571ps)の2デッキ式パフォーマンスバッテリープラスを選ぶことも可能だ。

 

航続距離は標準で最大407km、パフォーマンスバッテリープラスで最大463km(いずれもWLTPモード)となり、ターボSの412km、ターボの450kmよりも息が長い。最大充電性能は、標準で225kW、パフォーマンスバッテリープラスで270kW。

 

ポルシェ・タイカン4Sのテールライトイメージ

2019年10月15日時点で発表されているタイカンのモデルレンジは、トップエンドの「ターボS」、その次が「ターボ」、そしてエントリーグレード的存在となる「4S」の3バリエーション

 

0-100km/h加速はターボS比で+1.2秒

 

530psのパフォーマンスバッテリー、571psのパフォーマンスバッテリープラスのいずれを選択しても、タイカン 4Sの0-100km/h加速は4秒ジャスト。最高速度は250km/hに達する。

 

タイカン ターボと同じく、フロントアクスルとリヤアクスル上に1基ずつ、合計2基の永久励磁同期モーターを搭載する4輪駆動。フロントアクスルには1速プラネタリーギアを配し、リヤにはプラネタリーギアとドッグクラッチを使用した2速トランスミッションを備える構造も同様だ。なお、リヤアクスルのモーターの有効長は“ターボ”の210mmよりも80mm短縮されている。

 

ポルシェ・タイカン4Sの充電ポートイメージ

航続距離は標準のパフォーマンスバッテリーで最大407km、パフォーマンスバッテリープラスで最大463km(いずれもWLTPモード)

 

バッテリーから供給される直流を電気モーターの駆動に必要な交流に変換、制動時には回収した交流を充電用の直流に変換する「パルス制御インバーター(PCI)」は、フロントが最大300A、リヤが最大600Aで作動。このパフォーマンスもタイカン ターボと同値である(ただしターボSのみフロント、リヤともに600Aを搭載)。

 

ポルシェ・タイカン4Sの俯瞰目イメージ

フロントアクスルとリヤアクスル上に1基ずつ、合計2基の永久励磁同期モーターを搭載する4輪駆動アーキテクチャーは、上級モデルの“ターボ”と変わらない

 

車両価格は邦貨でおよそ1140万円から

 

電子制御ダンパーコントロール「PASM(ポルシェアクティブサスペンションマネジメント)」を備えた3チャンバー式のアクティブ エアサスペンションも標準搭載。ブレーキはフロントが鋳鉄製360mm径ディスクおよび6ピストン固定式キャリパーを、リヤには358mm径ディスクおよび4ピストン式を採用する。

 

エクステリア上の“ターボ”との違いは、19インチホイールのデザイン、赤塗装のキャリバー(ターボはイエロー)、フロントエプロン、ブラックのサイドシル、リアディフューザーなど。ポルシェ ダイナミック システムプラス(PDLS Plus)を組み込んだLEDヘッドライトは標準装備する。

 

ポルシェ・タイカン4Sのリヤ走行イメージ

「4S」には、専用デザインの19インチホイール、赤く塗装されたブレーキキャリパーが備わる。フロントエプロン、サイドシル、リヤディフューザーの意匠も“ターボ”とは異なる

 

タイカン 4Sの車両価格は、8万3367ポンド(約1140万円)。ちなみにターボSは13万8826ポンド(約1898万円)、ターボが11万5858ポンド(約1584万円)と発表されている。欧州の顧客への納車は2020年1月に開始するが、日本への導入時期、および価格は未定。