1949台限定のアバルト 695 70th アニヴェルサリオ 登場! カルロ・アバルトへ捧げる特別記念車

アバルト 695 70th アニヴェルサリオの風洞実験イメージ

Abarth 695 70th Anniversario

アバルト 695 70th アニヴェルサリオ

 

 

12段階調整式スポイラーを装備

 

アバルトは、創業70周年を記念する特別仕様車「アバルト 695 70th Anniversario(アニヴェルサリオ)」を本国で発表した。

 

カルロ・アバルトがイタリア・トリノにアバルト & C. S.p.A.を興したのが今からちょうど70年前。その節目を祝う特別モデル「695 70th アニヴェルサリオ」は、創業年にちなんで1949台のみ限定生産される。

 

アバルト 695 70th アニヴェルサリオの走りイメージ

イタリア・トリノにアバルト & C. S.p.A.が生まれて70年。節目を記念して生まれた特別仕様車は1949台の限定生産

 

最大の特徴は、“Spoiler ad Assetto Variabile”と呼ぶ角度調整機構付きスポイラーの採用。昔のレースシーンでは、トラックやドライバーの意見に合わせてピットメカニックが手動でスポイラーの調整を行なう様子をよく見かけた。695 70th アニヴェルサリオも当時の趣よろしく、ドライバーは12段階、0〜60度の角度の範囲でスポイラーを動かすことができる。セッティングにより、最高速度124mph(約200km/h)時に最大42kgのダウンフォースが発生。高速走行時のスタビリティとグリップを向上する。

 

アバルト 695 70th アニヴェルサリオの風洞実験イメージ

スポイラーの角度は12パターン、0〜60度の範囲で調整可能

 

695 70th アニヴェルサリオは、トリノ南郊にあるオルバッサーノの1/1スケールの風洞実験設備でテストを実施。同設備は1970年代に建てられて以降、常に最新の技術でアップデートを重ね、アバルト車のすべてはここで試験されてきた。イタリア唯一の風洞実験棟であり、最高130mph(約210km/h)の対気速度に対応する。

 

エンジンは1.4リッターガソリンターボユニットを搭載し、最高出力は180hp。3000rpmで最大トルクの250Nmを発生する。0-62mph(約100km/h)加速は6.7秒。最高速度はスポイラーを0度に設定した状態で139mph(約224km/h)に達する。

 

アバルト 695 70th アニヴェルサリオの風洞実験イメージ

トリノ南郊にあるオルバッサーノの風洞実験棟は1970年代に建てられ、以降アップデートが続けられてきた

 

モンツァの記録車がまとった伝説のグリーン

 

エクステリアには、“モンツァ 1958 グリーン”と呼ぶボディカラーを採用。かつてモンツァで6つもの世界記録を打ち立てた初代500アバルトのカラーを現代へ蘇らせた。また、スポイラーやエアダム、ミラーキャップなどはアバルトのアイコン的カラーであるカンポヴォーロ(飛行場)グレーで塗装し、ボンネット上にはスコルピオンのデカール、ルーフにはチェッカードフラッグ柄をあしらっている。

 

17インチの“スーパースポーツ”アルミホイールと赤く塗装されたブレンボ製ブレーキキャリパーも標準装備。アルミ製の4ピストンキャリバーで、フロントに305mm、リヤに240mmのディスクを備える。ハイパフォーマンスエキゾーストシステム「レコード モンツァ」、LSD、キセノンヘッドランプも完備する。

 

アバルト 695 70th アニヴェルサリオのサベルト製シート

サベルト製のトリコロールモチーフをあしらったシートも専用装備のひとつ

 

サベルト製シートも特別仕立て

 

ボディカラーは“モンツァ 1958 グリーン”のほかに、サーキット グレー、ガラ ホワイト、スコルピオーネ ブラック、ポディウム ブルーを選ぶこともできる。

 

内装には、本モデルのために特別に開発されたトリコローレカラーのサベルト製シートを搭載。1949台すべての車両にはシリアルナンバーを示したプレートを備える。

 

アバルト 695 70th アニヴェルサリオのリヤイメージ

ハイパフォーマンスエキゾーストシステム「レコードモンツァ」とLEDも標準装備する

 

Apple CarPlayやGoogle Android Autoに対応する7インチHDシステムも装備。オートエアコン、デイタイム ランニングライト、LEDフォグライト、専用フロアマットも標準搭載される。

 

欧州での受注開始は2019年10月中旬を予定。車両価格は2万9695ポンド(約390万円から。日本での導入については未定

)。

 

かつてカルロ・アバルトはチューニング界のパイオニアのひとりとして、パフォーマンスへあくなきチャレンジング スピリッツを注ぎ込んだ。“Spoiler ad Assetto Variabile”をはじめ、アバルトの原点を満身に装った70th アニヴェルサリオは、純粋にパワーとスピード、加速を探求し、革新的な技術を開発してきた創業者への敬意を示す1台といえる。