WEC第2戦富士ラウンド、ポルシェ911 RSRが予選最後尾からGTE-Proクラス2位表彰台へ躍進!

WEC第2戦富士ラウンド、ポルシェ勢が各クラスで大活躍。ポルシェ911 RSRゼッケン92

Porsche 911 RSR

ポルシェ 911 RSR

 

 

エストル&クリステンセンがドライバーズ選手権首位に

 

世界耐久選手権(WEC)2019-2020シーズン第2戦富士スピードウェイ・ラウンド決勝が10月6日に開催され、ポルシェAGが送り込んだ911 RSRがGTE-Proクラスにおいて2位を獲得。選手権争いで首位を守った。ゼッケン92の911 RSRをドライブするケヴィン・エストル(フランス)/ミカエル・クリステンセン(デンマーク)組は6番グリッドからスタートした6時間レースを2位でフィニッシュし、ドライバーズタイトル争いでトップに浮上している。

 

シーズン開幕戦のシルバーストーンで優賞したゼッケン91の911 RSRを駆るリヒャルト・リーツ(オーストリア)/ジャンマリア・ブルーニ(イタリア)組は6位。カスタマーチームのプロジェクト1は、GTE-Amクラスで3位表彰台を獲得した。

 

ポルシェモータースポーツのバイスプレジデントを務めるフリッツ・エンツィンガーは、今回のレースを終えて、以下のようにコメントした。

 

「シルバーストーンでの1-2フィニッシュの後、ここ富士でも新型911 RSRは表彰台に上がりました。マニュファクチュアラーズ選手権では首位を維持し、ドライバーズ選手権でも我々のドライバーがトップに立っています。マシンはバランスに優れているので自信を持って中国でのレースに挑みます」

 

ケヴィン・エストル(写真向かって左)/ミカエル・クリステンセン(同・中央)組は2位表彰台に輝く

 

雨に対応した抜群のピット戦略で上位にジャンプアップ

 

市販モデルの911 GT3 RSをベースに開発され、最高出力515psを発生する911 RSRを駆ったクリステンセンとエストルは、GTE-Proクラスのグリッド最後尾からのスタートとなった。それにも関わらず、レース開始から2時間が過ぎた頃に降り出した雨に最適なタイヤを選択。セーフティカーが入ったタイミングでの見事なピット戦略が功を奏し2位表彰台を得た。

 

「予選が悪かったため、ライバルたちより1セット少ないニュータイヤで決勝をスタートしました。この不利な状況を素晴らしい戦略と優れたピットワークで挽回しました。2戦連続で2位フィニッシュし、ドライバーズタイトルで首位に立ちました。最後までこのポジションを死守したいです」と、クリステンセンはレースを振り返った。

 

前戦優勝のリヒャルト・リーツ/ジャンマリア・ブルーニ組(ゼッケン91)は6位でフィニッシュ

 

優勝候補のリーツ&ブルーニは不運が重なり6位

 

開幕戦の勝者であり、ポールポジションからスタートしたリーツとブルーニには、タイヤのパンクやドライブスルーペナルティー、エンジンのミスファイヤなど様々な困難が襲い掛かり6位でチェッカーフラッグを受けることになった。

 

「レース序盤は順調でライバルたちとバトルを繰り広げ、長時間トップを走行しました。しかしペナルティとパンクに見舞われ、次にはエンジンがミスファイヤを発生しチャンスは消え去ったのです。ニューマシンにトラブルは付きものですが、残りのシーズンを戦うにあたりマシンのポテンシャルが非常に高いことは重要です」と、ブルーニはフィニッシュ後に悔しさをのぞかせた。

 

今シーズンの2レースを終えた時点でポルシェはマニュファクチュアラーランキングで首位をキープ。ドライバーズランキングではクリステンセンとエストル組は僚友のブルーニ/リーツ組を抜いてトップに立っている。

 

ポルシェヤングプロッフェショナルのマッテオ・カイローリ(ゼッケン56)は7位

 

GTE-AMクラスはプロジェクト1の57号車が初表彰台

 

GTE-AMクラスではプロジェクト1の57号車を駆るフェリペ・フラガ(ブラジル)とベン・キーティング(アメリカ)、ジェローン・ブリークモレン(オランダ)がクラス最後尾からレースをスタートしながらも3位となり、初めて表彰台を獲得した。

 

ポルシェヤングプロッフェショナルのマッテオ・カイローリ(イタリア)が2名のチームメイトとドライブするもう1台のプロジェクト1の911 RSRは7位。デンプシープロトンは5位と7位、ガルフレーシングは8位で、レースを終えている。

 

WECの2019-2020年シーズン第3戦は上海において、11月10日に決勝が開催される。