ロータス・カップ第4戦ツインリンクもてぎ、最終ラップまでテールトゥノーズの接近戦

ロータス・カップ・ジャパン第4戦Class1

ポールスタートの山本健一がシーズン3連勝

 

JAF(日本自動車連盟)公認レース「LOTUS Cup Japan」2019年シーズン第4戦が、10月6日(日)に栃木県・ツインリンクもてぎで開催された。もてぎでのロータス・カップ開催は、第2戦に続き今シーズン2度目となる。10周で争われた決勝レースは、ゲストドライバーとして参戦した自動車雑誌『Tipo』の佐藤考洋編集長がトップでフィニッシュしたが、佐藤は賞典外となるため、2番手の山本健一が勝利を飾っている。

 

ロータス・カップ・ジャパン第4戦は目まぐるしく変化する路面コンディションが勝敗を左右する

 

予選のウェットから一転、レース中に変化したコンディション

 

予選の段階で強く降っていた雨は上がり、路面コンディションが刻一刻と変化するなか、13時5分に8台が一斉に決勝レースのスタートを切った。

 

ポールポジションの山本はホールショットを決めて、1コーナーをトップでクリア。続いて予選3番手の飯田敏雄が抜群の蹴り出しで佐藤をかわして2番手に浮上する。しかし、佐藤は続く2コーナーで差を詰めると3コーナーでイン側に飛び込み、飯田から2番手の座を取り返す。

 

勢いに乗る佐藤はトップの山本との差を縮めて3周目のヘアピンでイン側に入ると、ダウンヒルストレートでオーバーテイク。少しずつ路面が乾きつつあるなか、予選を上回るペースで佐藤と山本によるテールトゥノーズのバトルが展開される。

 

すると、5周目の最終コーナーでリヤが逃げた佐藤に対して、その隙を見逃さなかった山本がストレートでパス。8周目の1コーナーでは佐藤が山本のイン側に入ると、そのままサイドバイサイドの攻防が続き、4コーナーの立ち上がりでついに佐藤がトップに立った。

 

エキシージによるClass1はトップチェッカーの佐藤が賞典外のため、ゼッケン48の山本選手が優勝

 

賞典外の佐藤考洋がトップでフィニッシュ

 

佐藤と山本による僅差の争いはファイナルラップまで続くが、佐藤が山本を抑え切ってトップフィニッシュ。ゲストドライバーの佐藤が賞典外となるため山本が優勝を手にし、第2戦から続く連勝記録を3に伸ばした。その後方、飯田と初参戦の清水友一による3番手争いは、ペースの上がらない飯田を4周目に清水がパス。清水は初レースで2位、飯田が3位でレースを終えた。

 

佐藤との息が詰まるような接戦を終えた山本は、勝利を手にしたものの悔しさを覗かせた。

 

「今までで一番レースを堪能できて楽しかったんですが、結果的に負けてしまったので・・・(笑)。コンディションはどんどん回復していく感じでした。ただ、路面がどのくらい良くなったかが分からなくて、その点で佐藤選手は経験豊富でしたね。抜きにくいもてぎですが、佐藤選手もフェアなので安心してバトルができました。次の富士はレースカレンダーで一番走りなれているので、安定したコンディションを願っています」

 

エリーゼで競われるClass2は西面選手がクレバーな走りで制す

 

クラス2は西面 一が開幕戦鈴鹿以来の勝利

 

エリーゼで争われるクラス2は、予選トップの秋葉有一が順調にレースをリードするが、予選2番手の西面 一も離れることなく2番手でピタリとつける。順調にラップを重ねていた秋葉だったが、8周目の90度コーナーでまさかのスピン。直後につけていた西面が巻き込まれることなくトップに立つ。西面は残りの周回もミスなく走りきり、開幕戦以来となるシーズン2勝目を飾った。

 

久々の勝利を手にした西面だったが、秋葉のミスがあったからこその勝利だと強調した。

 

「緊張感のあるレースでした。秋葉選手についていくことを考えてレースを戦っていました。路面のコンディションが変わるなか、後半はマシンのコントロールが本当に難しかったです。前を走る秋葉選手も苦労していましたし、とにかく離されないようにと頑張りました。スピンはまさにレースの綾で、今回はたまたま僕の方に運があっただけです」