辛口評論家のジェレミー・クラークソン「今年のスーパーカー」にフェラーリ488ピスタを選ぶ

フェラーリ488ピスタのフロントイメージ

受賞が難しい「ジェレミーの1台」

 

英国大手メディア企業News International(現:ニュースUK。英国最古の日刊新聞『タイムス(The Times)』などを傘下に収める)の「モーター・アワード 2019」で、フェラーリ488ピスタが「ジェレミー・クラークソンのスーパーカー・オブ・ザ・イヤー」に選出された。

 

ジェレミー・クラークソンといえば、元『トップギア』、現『グランドツアー』の司会者としてあまりにも有名な英国人自動車ジャーナリスト。スポーツカーをこよなく愛するエンスーとしての厳しい視点と、英国人らしいシニカルで単刀直入な物言いは自動車メーカー内にもファンが多い。彼が選ぶ「今年のスーパーカー」は賞そのものの認知度が高く、しかも受賞の難易度も高いことで知られている。

 

そのジェレミーが「2019年のスーパーカー」として選んだのがフェラーリ488ピスタだ。

 

シニカル評論家が手放しで称賛

 

720psを発生する3.9リッターV8ツインターボをミッドに搭載した488ピスタの試乗を終えたジェレミーの評価は「圧倒的に速く、とにかくスリリング」という見出しで始まる。

 

「ピスタはどんなクルマよりもエキサイティングかつスリリングで、美しく、ドライバーを満ち足りた気分にしてくれる。まるで他のクルマが苔や樹皮で出来ているかのように思えてしまう。とびっきりの1台だ。(中略)ピスタは単に良いのではなく、ただ素晴らしいだけでもない。そんなものは超越してしまっているんだ」

 

488ピスタのV8ツインターボユニットは、「2019年インターナショナル・エンジン+パワートレイン・オブ・ザ・イヤー」にも輝いている。同ユニットの受賞は2016年からの4年連続。ちなみに2015年の同賞にはBWMの1.5リッター直列3気筒ターボ+モーターユニットが選ばれた。

 

488ピスタは、世界中で過酷なレースを戦う488 GTEや488チャレンジの技術を継承するロードカーだ。今年のル・マンでは、488GTEがGTE proクラスで優勝を遂げたうえ、GT選手権の頂点であるWECでは2年連続でGTマニュファクチュアラーズタイトルを獲得している。