世界最小のロールス・ロイスが本社に一夜限りの帰郷。その心温まる理由とは

ロールス・ロイス_SRHと103EXのドア開イメージ

Rolls-Royce SRH

ロールス・ロイス SRH

 

 

400時間かけて作った電動ロールス・ロイス

 

ロールス・ロイスが真剣に作った世界に1台だけの電動カーがある。

 

「ロールス・ロイス SRH」と名付けられたそれは、セント(St.)・リチャーズ(Richards)・ホスピタル(Hospital)の小児科に入院する子供たちのために作られた。専門のビスポーク・マニュファクチュアリングチームが開発し、400時間をかけてハンドビルドされた電動カーは、プロダクションモデルに通じる品質を確保。24ボルトのバッテリーで駆動し最高16km/hまでスピードの出る“世界最小のロールス・ロイス”は、交通標識を設けた病院内で子供たちの病室から手術室までの移動の足として利用されている。

 

ロールス・ロイス_SRHの走行イメージ

ロールス・ロイスが400時間かけて作った電動カー。入院中の子供たちが手術室まで“ドライブ”することで、少しでもストレスを減らせるようにと作られた

 

2017年の春に謹製されて以来、1300人を超える子供たちにドライブされたロールス・ロイス SRHが、2019年10月に一晩かぎりの故郷凱旋。クルマの発祥と同じく、帰郷にもまた心温まる理由があった。

 

ロールス・ロイス_SRHのプレートイメージ

プロダクションモデル同等のクオリティを保つべく、専門のビスポーク・マニュファクチュアリングチームによってハンドビルドされた

 

小さな患者のストレスを減らすためにクルマができること

 

ロールス・ロイスの本社で行われたのは、「ラブ・ユア・ホスピタル」の支援イベント。セント・リチャーズ・ホスピタルやワージング・ホスピタルなど、ウェスト・サセックスの病院への寄付を地元の起業家から募るためのプロジェクトだ。現在「ファースト・フィフティ・クラブ(50ポンドから始めよう)」という地元企業家と一体で行うファンドレイジング・キャンペーンを実施している。

 

ロールス・ロイス_SRHのスピリット・オブ・エクスタシー

スピリット・オブ・エクスタシーはもちろん、ツートーンの外板色やコーチラインに至るまで、ものづくりに一切の妥協をしないロールス・ロイスの世界がそのままミニカーにも継承されている。

 

チャリティプロジェクトのリーダー、アマンダ・タッカーは語る。

 

「資金調達のために我々が始めた“ファースト・フィフティ・クラブ”のために、この素晴らしい会場へこれだけの地元の企業の方々に集まっていただけたことは本当に光栄です。ご支援はウェスト・サセックスの病院の患者のみなさまにきっと大きな変化をもたらすことでしょう」

 

ロールス・ロイス_SRHの正面イメージ

今回はウェスト・サセックスの病院のために資金を募るキャンペーンのために凱旋帰郷したロールス・ロイス SRH。これからも子供たちの笑顔のために、交通標識を完備した病院内の廊下を走り回る

 

ロールス・ロイス・モーター・カーズのコーポレート・リレーションズ部門長のアンドリュー・ボールも説明する。

 

「ラブ・ユア・ホスピタルが始めた革新的なキャンペーン“ファースト・フィフティ・クラブ”の手伝いをさせていただけることを、我々は大変嬉しく思っています。そして、ロールス・ロイス SRHの里帰りも。このクルマは1300人を超える子供たち、そして人生の厳しい局面と戦う彼らの家族にも笑顔をもたらしてきました。これからも、治療に取り組む子供たちのストレスを少しでも減らすために、SRHに引き続き活躍してもらいます」