ロールス・ロイス「ブラック・バッジ」の世界観とポップスター、ヴィクトリア・モデスタがコラボレーション【動画】

ロールス・ロイス_ブラック・バッジとビクトリア・モデスタの特別ムービーイメージ

 

義足のアーティストとコラボムービーを製作

 

ロールス・ロイスが2016年3月より展開している「ブラック・バッジ」シリーズは、“ドライバーズ・オリエンテッドな仕様を施したロールス・ロイス”という意外性で注目を集めてきた。現在、レイスとゴースト、ドーンでこの仕様を選ぶことができる。

 

今回、そのブラック・バッジの世界観を表現する特別ムービーを製作するにあたり、コラボレーションの相手に選んだのがバイオニック(生体工学の)パフォーマンス アーティストであり、アートディレクターでもあるヴィクトリア・モデスタ。

 

ロールス・ロイス_ブラック・バッジとビクトリア・モデスタの特別ムービーイメージ

義足の歌姫、パフォーマンスアーティストとして活躍するヴィクトリア・モデスタ。音楽シーンやアートシーンで活躍するディレクターやデザイナーが、ショートムービー製作のために集結した

 

革新的で近未来的で大胆な彼女のパフォーマンスは、世界最大級のアート・フェア「アート・バーゼル」や世界中のファッション・ウィークなどの主要アートシーンで披露されてきた。2012年のロンドン・パラリンピックの閉会式において、スワロフスキーをあしらったクリスタル義足で「雪の女王」を演じた彼女の舞台も大きな話題を呼んだ。

 

モデスタは語る。「ブラックバッジと私の作品には多くの共通点があります。特にそれぞれの人のポテンシャルを最大限に膨らませ、自身を“ハイパーバージョン”へ高めていくという点で。ブラックバッジの持つ魅力と激しいスピリットを理解し、ボディアートを通じてそれを表現しようと考えたのですが、本当に素晴らしい体験でした。より深く大胆な表現を求めること、つまりあなたの感性をより高められる場所を探し境界を極限まで押し広げていくことで、自身をより勇敢により自由にすることができるのです」

 

カーボン製装具をいちから作成

 

ムービーの製作には国際的に活躍する技術者やファッションチームが携わっている。ファッションとテクノロジーを掛け合わせた“ファッション・テック”のパイオニア、アヌーク・ウィプレヒトも、ロールス・ロイスのために特別なアイテムをプロデュースした。

 

ロールス・ロイスのビスポーク部門のエンジニアや職人、デザイナーをはじめ、パフォーマンスアートグループ・ArcAttackのジョー・ディプリマ、芸術的な義手・義足を製作するAlternative Limb Projectらも協力し、精巧な人工装具が生み出された。素材はブラックバッジにも使用されているカーボンファイバーを使用している。

 

義足のヒール部分にはテスラコイルを搭載し、プレッシャーがかかるたびに光で“ヤコブの梯子(天使の梯子)”を表現。塗装にはロールス・ロイスのブラックペイントが使用され、3Dプリンター技術を駆使してパンテオングリルのモチーフも再現した。

 

ウィプレヒトはモデスタのためにブラックバッジ・カーボンファイバー製のボディス(15世紀に欧州の貴族女性が着用したコルセットのような胴着)も製作。高精度のボディスキャンを用いてモデスタのシルエットをデジタル化し、粉末にレーザーを照射して焼き固め、鍛造に匹敵する強度を獲得する3Dプリンター技術「粉末焼結積層造形(SLS)」で超軽量の土台を成形。表面にはカーボンファイバーを配している。

 

老舗が「ブラック・バッジ」に挑む意味

 

カーディー・BやIV ジェイの作品も手がけるミュージックビデオ・ディレクターのジョーラ・フランツィスも参加。ビクトリアについてこう説明している。

 

「電子工学を駆使した人工装具を通して、彼女はパワーそのものを体現しています。何かを壊そう、変えようという彼女のスタイルは、ロールス・ロイス・ブラック・バッジと素晴らしく共鳴しました。このように独創的な作品づくりに携われたことがとても嬉しいです」

 

ロールス・ロイス・モーター・カーズのCEO、トルステン・ミュラー-エトヴェシュは説明する。

 

「ブラック・バッジはロールス・ロイス・モーター・カーズのオルター・エゴ(もうひとりの自分)として誕生しました。しかし、いまや新しい企業家のみなさまの間で、確かな存在感を構築するに至っています。彼らは自信に満ち、ものごとをはっきりと主張し、変化を恐れず新しい価値を生み出そうとします。今回のムービーは彼らの哲学とラグジュアリーの新しい表現が、今まさに受け入れられているという事実に捧げる賛辞です」