メルセデス AMG GLS 63 4マティック プラス 発表! これぞ大型SUV界のヘラクレス

メルセデス-AMG GLS 63 4マティック プラスのフロントイメージ

Mercedes-AMG GLS 63 4MTAIC+

メルセデス AMG GLS 63 4マティック プラス

 

7人乗りの“Sクラス”

 

メルセデス・ベンツ自ら「SUV界のSクラス」と称するGLSに、豪快なパワーとダイナミクス性能を与えたAMGモデルが登場した。初公開したのは、2019年11月20日に北米で開幕したロサンゼルス・モーターショー。

 

メルセデス・ベンツ GLSは、同社のSUVラインナップの頂点に立つ7人乗りモデル。2006年に初代モデル「GL」が登場し、2012年に2代目へ進化、2016年のフェイスリフトと当時に名称を「GLS」へ変更して、2019年春には現行の3代目へとフルモデルチェンジを遂げた。

 

全長5.2m、全幅が2mに及ぶ巨艦に、AMG製の4リッターV型8気筒ツインターボを搭載した高性能モデルが「メルセデス AMG GLS 63 4マティック プラス」。エンジンだけでも余力十分なところへ加えて、スターター兼オルタネーター機能を持つ48VのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせる“EQブースト”仕様とした。

 

メルセデス-AMG GLS 63 4マティック プラスのフロント走行イメージ

メルセデス・ベンツのSUVラインナップのトップに君臨する「GLS」に加わった、高性能モデルの「GLS 63 4マティック プラス」。48Vシステムと”EQブースト”の採用により、先代よりも力強くなり、かつ高効率化を果たした

 

先代5.5リッターを上回る4リッターV8

 

メルセデス AMG GT 4ドアクーペ 63譲りのM177型ユニットは、2基のターボチャージャーをV型シリンダーバンクの内側にレイアウトし、コンパクト化とレスポンスの向上、エアフローの最適化による排ガス低減を図っている。

 

最高出力22hp、最大トルク250Nmを発生するISGは、エンジンと9速オートマティック トランスミッションの間に設置。モーターとして瞬時にエンジンの動力補助を行なうとともに、減速時のエネルギー回生による発電も行なう。また、高出力のISGをスターターとして用いることで、エンジン始動時の振動を軽減、アイドリングストップからの復帰もさらに素早くなった。

 

V8ツインターボユニットの最高出力612hpに加えて、22hpのISGによるサポートを受けたパワーユニットの最大トルクは、実に850Nm。先代の5.5リッターV8の585ps/760Nmを大きく上回る。結果、0-100km/h加速は4.2秒というフルサイズSUVとしては異例ともいえる数字を叩き出している。

 

巨大なマスと猛烈なパワーを受け止めるべく、ブレーキ性能も強化。フロントには6ピストンの固定キャリバーと400×38mmベンチレーテッドディスク、リヤにはシングルピストンのフローティングキャリパーと370×32mmディスクを備えた。

 

メルセデス-AMG GLS 63 4マティック プラスのインストゥルメントパネルイメージ

最新のAMGモデルの基準にならい、走行モードや乗り心地の設定、ディスプレイの表示などを、シチュエーションに応じて変更することが可能

 

マイナス10mmから+55mmまで車高が変化

 

組み合わせるトランスミッションはAMG スピードシフト TCT(トルク コンバーター トランスミッション)と呼ぶ 9速AT。メルセデス・ベンツの9Gトロニックをベースに高性能なAMG向けに最適化したもので、大トルクに対応するともに素早い変速を実現している。2段以上一気にシフトダウンし最適なギアへ落とすことができるため、たとえばキックダウン時に9速から5速、5速から3速へと瞬時に変速することが可能となった。

 

電子制御4輪駆動システム「4マティック プラス」を搭載し、0:100から50:50の間で前後トルク配分を制御。リヤに電子制御式ディファレンシャルロック機構を採用している。

 

また、アダプティブダンピングシステム「ADS プラス」を採用したエアサスペンション「AMG ライドコントロール プラス」を採用。コンフォートからスポーツ、スポーツ プラスまで、スポーティな走りからロングツアラーとしての快適な乗り心地まで、幅広い範囲で足周りを自在に変更できる。

 

AMGダイナミック セレクトで「スポーツ」もしくは「スポーツ プラス」を選択すると、車高は10mmローダウン。「コンフォート」選択時には120km/hを超えたときに10mm下がり、70km/hまで落ちると元の車高に戻る。荒れた路面などでは、最大55mm車高を上げることもできる。

 

メルセデス-AMG GLS 63 4マティック プラスのホイールイメージ

標準で装着するのは21インチのアルミホイール。オプションで23インチまでをラインナップした。エアサスペンションを装備しており、車高はマイナス10mmから+55mmまで変化する

 

最も包容力のあるAMG

 

メルセデス AMG GLS 63 4マティック プラスは、“パナメリカーナ グリル”と呼ばれる縦型フィンが特徴的なフロントマスクを採用。マルチビームLEDと21インチアルミホイールを標準装備する。ホイールサイズはオプションで23インチまでのバリエーションをラインナップしている。

 

メルセデス-AMG GLS 63 4マティック プラスのリヤイメージ

メルセデス製SUVの中で、一番広く、最強の性能を持つ「GLS 63 4マティック プラス」。ボクシーなスタイルの中に、AMGならではのパフォーマンスを内包する

 

メルセデス AMGのトビアス・ムアースCEOは語る。

 

「新しいGLS 63は、多用途性や上質感、余裕のある空間のいずれにも妥協をしたくない顧客の方に捧げるモデルです。EQブーストと48Vシステムの採用により、パワートレインの効率性もさらに向上しました。結果、我々はSクラス同様に、GLS 63を長距離ドライブの理想的な相棒として相応しい1台に仕上げることができました。しかも、7人の乗員すべてが満足できるスペースと、荒野も走破できる性能を添えて」