ランボルギーニ、eスポーツ専用車「ランボ V12 ヴィジョン グランツーリスモ」を公開
公開日 : 2019/11/27 06:30 最終更新日 : 2019/11/27 06:30
Lamborghini Lambo V12 Vision Gran Turismo
ランボルギーニ ランボ V12 ヴィジョン グランツーリスモ
PS4用グランツーリスモSportでドライブが可能
FIA(国際自動車連盟)とプレイステーション用ゲーム「グランツーリスモ」による新たなEモータースポーツとして2018年にスタートした、FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ(FIA Gran Turismo Championships)。その最終戦、ワールドファイナルがモナコのモンテカルロにて開催され、アウトモビリ・ランボルギーニが新たなコンセプトカー「ランボ V12 ヴィジョン グランツーリスモ」を公開した。
ランボ V12 ヴィジョン グランツーリスモは、将来を見据えたコンセプトカーであり、プレイステーション4用ゲーム「グランツーリスモSport」内で2020年春から使用が可能になる。これまでも様々なメーカーやレースコンストラクターがグランツーリスモ内で独自のコンセプトカーを発表しており、今回ランボルギーニが登場した形だ。
若い世代のゲームファンが楽しめるクールなデザイン
アウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEOのステファノ・ドメニカリは、今回のグランツーリスモとのコラボレーションについて以下のように説明した。
「ランボルギーニはとても若いブランドです。今回、レーシングゲームで楽しむことができる、将来のビジョンと、そのフルスケールモデルを紹介することができました。このコンセプトカーには、若い世代のゲームファンやスーパースポーツカーファンが楽しめる、未来的でクールなデザインを与えました」
パワートレインはシアン FKP 37のハイブリッドシステムを採用
今回、ランボルギーニのデザイン部門であるチェントロスティーレが、ランボ V12 ヴィジョン グランツーリスモのデザインを担当。同社初のハイブリッドモデルであるシアン FKP 37のパワートレインが使用されている。
そのデザインはランボルギーニのDNAが色濃く反映されており、ゲーム内ではパッセンジャーシートが必要とされていないことから、シングリシーターが採用された。
マルツァルから着想を得た6角形のサイドウインドウ
非常に高度なエアロダイナミクスコンセプトを採用。Y字型テールラリトを配置したリヤセクションには、2分割されたガルウイング形状の大型リヤウイングを装着する。メインボディはフェンダーから切り離されており、サイドウインドウのヘキサゴン形状は、1968年に発表されたコンセプトカー「マルツァル」からイスピレーションを得たものだ。
最新鋭戦闘機を思わせるシングルシーターのコクピット
コクピットは最新鋭のジェット戦闘機をイメージし、キャノピーが上方に跳ね上がり、ドライバーが乗り込む。操作系統は未来的なデザインのステアリグホイールに集約。速度やエンジン回転数などのドライブ情報は、すべてヴァーチャル映像としてドライバーの目の前に映し出される。
将来的にランボルギーニの市販車に採用される技術を投入
ランボルギーニ・チェントロ・スティーレを率いる、ミトヤ・ボーカートは今回の試みについて以下のようにコメントした。
「ランボ V12 ヴィジョン グランツーリスモは、ランボルギーニを愛し、そして未来を担う若いファンやゲーマーに究極のバーチャルカーを提供するために制作されました。ランボルギーニのデザイナーがその才能を自由に伸ばし、すべてのランボルギーニ車と同様に最高のドライビング体験ができる1台となっています。また、軽量素材技術やハイブリッドなど、ランボルギーニが進めている最先端のテクノロジーをここでも具現化しています」
- CATEGORY : NEWS 新車情報 TOPIC
- TAG : ランボルギーニ FIA Eスポーツ グランツーリスモSPORT グランツーリスモ ランボ V12 ヴィジョン グランツーリスモ プレイステーション4 FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ