待望SUV「アストンマーティン DBX」の価格が決定! 世界公式デビューは2019年11月20日

2019/11/12 06:30

アストンマーティンDBXプロトタイプのティーザーイメージ

Aston Martin DBX

アストンマーティン DBX

 

 

日本での販売価格は2299万5000円

 

アストンマーティンが満を持して発表する初のSUV「DBX」。ワールドプレミアは2019年11月20日、中国・北京で実施される。デビューを目前に控えたタイミングで、同社は各エリアで販売する車両価格を公表した。

 

今回発表されたのは本国・英国、ドイツ、アメリカ、そして日本の小売価格で、英国=15万8000ポンド(約2203万円)、ドイツ=19万3500ユーロ(約2325万円)、アメリカ=18万9900ドル(約2070万円)、日本=2299万5000円。

 

アストンマーティンDBXのインテリアイメージ

正式発表を前に公開されたDBXの内装イメージ。広々とした空間をいかに捻出するかのパッケージング術には、限られたスペースにおける効率を追求し戦い続けてきたアストンマーティンのスポーツカーづくりのノウハウが活きているという

 

ボンネットを見渡せる運転席

 

また、今回は内装の写真をいよいよ公開。DBXの車内は「乗り込んだ瞬間から我が家にいるような感覚」になれること、「人間工学に基づきながらクラストップの素材を使用」すること、「幅広い世界観へ対応」することを目指して設計したという。

 

たとえば、ドライバーポジションの決定ひとつにも半年以上の時間を費やした。すべての操作系やスクリーン、フロントウインドウを、ドライバーが遮るものなく見ることができるように、運転席やステアリングコラムの調整代を十分に確保。運転席からはボンネットをきちんと捉えることができるため、幅の狭い場所でのすれ違いにも二の足を踏むことがない、と主張する。

 

アストンマーティンDBXプロトタイプのサイドビュー

擬装を施したプロトタイプでは断定できないが、サイドウインドウも広大な面積を確保。ルーフラインから想像する以上に、リヤシートの空間は広々として開放感があるという

 

内装の開発には広範囲なクリニックを実施

 

良好な視界がもたらす安心感と安全性とともに、キャビンにはアストンマーティンらしいスポーティな雰囲気も同居する。ドライバーが肩の力を抜いて落ち着いていられるコクピットは、DBXのダイナミックな性能を存分に引き出したいと願うエンスージアストに自信を与えるものでもあるという。

 

エアコンやオーディオなど種々の操作を司るボタンやダイヤル類は、外部を含めて膨大な範囲の試験を行って様々な意見を採り入れながら注意深く開発していった。女性の監査役やHNWI(high-net-worth individual)と言われる富裕層のクリニックなどを幾度も繰り返し、「乗り込んだ瞬間から我が家」のように感じられるキャビンを作りあげた。

 

アストンマーティンDBXプロトタイプのフロントイメージ

女性や様々な属性の富裕層、子供に至るまで、SUVを生活に取り入れる様々な顧客を想定して、広範囲なクリニックや人間工学的評価を行った

 

アストン流のエレガントな収納術

 

ダッシュボードには溶け込むように巨大なTFTスクリーンを配置。先進的なディスプレイが、内装全体に漂うエレガンスを邪魔しないように配慮した。また、実用性を重視するSUVには収納スペースの確保は絶対条件だが、それでもアストンマーティンらしい雰囲気を損なうべきではないと判断。試行錯誤の結果、デザイナーはセンターコンソールをブリッジ状に設計するというアイデアに辿り着いた。

 

浮き上がるように橋渡しされたコンソールの下部には、ハンドバッグや1.5リットルのペットボトルをしまい込むことができる。荷物を見栄えよく収納できるだけでなく、貴重品を手元近くに置いておけるというメリットもある。

 

アストンマーティンDBXプロトタイプの俯瞰目イメージ

アストンマーティン初のSUV、DBX。プロトタイプの写真から、ルーフいっぱいに配置されたパノラミックグラスルーフの存在をはじめ、運転席の位置関係なども分かる

 

パッケージングはお手のもの

 

デザイナーは後席乗員も主役のひとりと捉えて開発したという。いわゆる“スタジアム”レイアウトにありがちな、背を丸めて屈みこむように座らせる後席はいかにも避けたかった。さらに、これまでのアストンマーティンにとってはあまり馴染みのなかった乗員である「お子さま」の評価も重視。同社のデザインスタジオに子供たちを招き、乗り降りや座り心地などについて人間工学的評価を徹底して実施した。

 

全方位からの広範なテストを通じ、DBXの前席および後席はクラストップレベルのレッグルームを捻出した。さらに、ルーフ全面にわたるほどの大きなパノラミックグラスルーフの採用や、広大なサイドガラス面積の確保により、軽やかで明るい車内空間を作り出した。巧みなパッケージングには、実はスポーツカーづくりの経験が活かされている。限られた空間で可能な限りのスペース効率を実現するために悩み、創り上げてきたアストンマーティンだからこそのパッケージング手法が、DBXのキャビンを創り上げたという。

 

2019年11月20日に迫ったアストンマーティンDBXの公式デビュー。受注は同日より開始するという。