ブガッティ シロン ノワール、20台限定で登場! ラ ヴォワチュール ノワールへのオマージュ
公開日 : 2019/12/03 17:55 最終更新日 : 2019/12/03 17:55
Bugatti Chiron Noire
ブガッティ シロン ノワール
シロン スポーツをベースにしたスペシャルエディション
ブガッティは、ジャン・ブガッティ生誕110周年記念モデル「ラ ヴォワチュール ノワール」をオマージュした、スペシャルエディション「シロン ノワール」を発表した。
「ラ ヴォワチュール ノワール」は漆黒のクルマを意味し、ジャン・ブガッティが所有していた世界で最も美しい自動車「57C クーペ アトランティーク」のニックネームでもあった。57C クーペ アトランティークは1936年から1938年にかけて、わずか4台を生産。その中でも「ラ ヴォワチュール ノワール」は第二次世界大戦初期に姿を消しており、もし発見された場合は、おそらく世界で最も高価なクルマになると言われている。
2019年3月、ブガッティのデザインディレクターを務めるアキム・アンシャイトは、「ラ ヴォワチュール ノワール」を21世紀のスーパースポーツとして再解釈し、究極のグランツーリスモとして送り出した。
初代へのオマージュとして登場した「ラ ヴォワチュール ノワール」は、高級リムジンの快適さとハイパースポーツのパワーを備えており、ブガッティが世界で最もパワフルでラグジュアリーなスーパースポーツを製造していることを示した1台だ。
「真の贅沢とは個性です。ラ ヴォワチュール ノワールは先進性と彫刻的な美しさをたたえています」と、ステファン・ヴィンケルマン会長は指摘する。

シロン ノワールは、ジャン・ブガッティの生誕110周年を記念したワンオフモデル「ラ ヴォワチュール ノワール」へのオマージュとして、20台が限定生産される。今回、内外装の違いで「エレガンス」と「スポルティブ」が用意された。
エレガンスとスポルティブ、趣の異なるふたつブラック
シロン ノワールには2種類のエディションが用意された。エレガントなスタイルを特徴とする「シロン ノワール エレガンス(Chiron Noire Elegance)」と、スポーティなスタイルを持つ「シロン ノワール スポルティブ(Chiron Noire Sportive)」だ。
シロン ノワール エレガンスは、ボディの大部分にブラックカーボンファイバーパーツを採用。ラジエターグリルの純銀製ブガッティ“マカロン”ロゴには、ブラックエナメルのアクセントを追加。ホイールの奥に見えるブレーキキャリパーはエレガントなブラックにペイントされた。
ソリッドメタルから削り出されたブガッティのシグネチャーラインは、艶消しのブラックのポリッシュ仕上げのアルミニウムを選択。バックミラーやエンジンカバーなどは、ブラックカーボンとポリッシュドアルミニウムで仕上げられている。
インテリアもブラック基調となり、インナーシグニンチャーラインのみがシルクマット仕上げのアルミニウム製となる。 エディションモデルを主張する「Noire」のロゴは、ドアシルとセンターコンソールの外側に配置。また、ヘッドレストに刺繍が入れられた。
スポーティなマットブラックに統一された「スポルティブ」
一方、シロン ノワール スポルティブは、マットブラック仕上げのカーボンファイバーがボディを覆う。エクステリアのトリム要素、C字型ブガッティシグネチャーライン、ホイール、フロントスポイラー、ラジエーターグリルは、すべてマットブラックに統一された。クアッドテールパイプもエンジンカバーと同様にブラックで仕上げられている。
インテリアは、シロン ノワール エレガンスよりもさらにブラックが強調されている。センターコンソールとヘッドレストのインレイに刺繍された「Noire」のロゴはブラック。Cライン、スイッチ類、ドアハンドル、ステアリングホイール、センターコンソールも、すべてがマットブラックに統一され、スポーティなキャラクターを強調している。
パワーユニットはベースモデル同様に、最高出力1103kW(1500hp)&最大トルク1600Nmを発揮する8.0リッターW型16気筒エンジンを搭載。価格は300万ユーロとなっており、シロン スポーツに10万ユーロの追加料金でオーダーが可能。限定20台が2020年春からのデリバリーを予定している。
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