ベントレー、モータースポーツ・アカデミーをスタート! パーカー・レーシングと共同で未来のレーサーを育成
公開日 : 2019/12/14 06:30 最終更新日 : 2019/12/14 06:30
Bentley Continental GT3
ベントレー コンチネンタル GT3
8名の候補から選抜された若手ドライバーを5レースに派遣
ベントレー・モータースポーツは、レースに参加する新たな人材を育成し、GTシリーズ参戦への道を築くため「チーム・パーカー・レーシング(Team Parker Racing)」と共同で新たな取り組みを開始した。
ベントレー・モータースポーツ・アカデミーは、大成功を収めたコンチネンタル GT3でのレース活動のための特別プログラムと、サーキット外でのサポートと指導を提供。「ワールド・チャレンジGTヨーロッパ耐久シリーズ」の5つのレースに、8名の候補者から選抜された有望な若手ドライバーを3名送り込む。
この取り組みは、ポルトガルのポルティマンで行われる最終選考で3名のドライバーを選抜後、2020年1月から10月まで実施される。選抜されたアカデミーメンバーはベントレーのファクトリードライバーと共に、レースのあらゆる面を網羅した特別な育成プログラムによるトレーニングを受ける。
レースだけでなく各国のサーキットで行われるテストにも参加
アカデミーのメンバーは、GTヨーロッパ耐久シリーズの5つのレースに加え、コンチネンタルGT3ののシェイクダウンテストにも参加。さらにフランスのポール・リカール、ベルギーのスパ・フランコルシャン、イタリアのモンツァ、英国のシルバーストーン、ドイツのニュルブルクリンクで行われる公式テストにも参加を予定している。
アカデミーのドライバーは、この他にも以下のようなサーキット外での指導やサポートを受けることができる。フィジカルトレーニング、メンタルトレーニング、栄養メディア、PRトレーニング、チームとの交渉、セルフプロモーション、車両力学、エンジニアとの関わり方、シミュレーションセッションなど、その内容は多岐にわたる。
老舗プライベーターチーム、パーカー・レーシングのサポート
このプログラムでは、ベントレーのカスタマーチームとしてコンチネンタル GT3を使ってGTシリーズに参戦するチーム・パーカー・レーシングの全面的なサポートを受けることになる。
独立系家族経営のこのチームは、2016年からベントレー・モーターズのパートナーとなっており、2017年には英国GT選手権で総合優勝。チームを運営するアンディ・パーカーとスチュアート・パーカーは、パーカー・ファミリーとしてベントレー・オーナーとなって以来、すでに3世代目という長い歴史を持つ。
パーカー・レーシングのチーム代表を務めるスチュアート・パーカーは、今回の試みについて強い期待感を語っている。
「私たちは次世代の才能を育み、開発し、ベントレーをGTレース界の目標となるブランドにするシステムを構築したいと考えています」

若手育成ドライバー枠ながらも、オフィシャルチームのレーシングスーツが与えられ、ワークス・カラーのコンチネンタル GT3をドライブするアカデミードライバー。気になるメンバーは1月9日から開催されるオートスポーツ・インターナショナル・ショーにおいて発表される予定だ。
1月のオートスポーツ・インターナショナル・ショーで3名を発表
ベントレーでモータースポーツ・ディレクターを務めるポール・ウィリアムズも、パーカーの意見に賛同する。
「このプログラムはドライバーの成長に焦点を当てており、ベントレーでレースをすることをはっきりと打ち出しています。『ベントレー・モータースポーツ・アカデミー』は、次世代のベントレーボーイズとして、新しくエキサイティングなGTレースの才能を育成するための育成の場となるでしょう」
アカデミーのメンバーは、ベントレーのワークス・ドライバーが得られる経験やその指導を受けられるばかりでなく、彼らとほぼ同じデザインのレーシングスーツも与えられる。
また彼らがドライブするレーシングカーは、ベントレー・ワークスカーと同じカラースキームが施される予定だ。3名のアカデミー初代メンバーは、2020年1月にバーミンガムで開催される「オートスポーツ・インターナショナル・ショー(Autosport International Show)」で発表される。
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