ゴードン・マレー・オートモーティブ、電気システムの開発でスプリントパワー社と提携

公開日 : 2019/12/19 14:55 最終更新日 : 2019/12/19 14:55


スプリントパワー社の電気システムが組み込まれるT.50

Gordon Murray Automotive T.50

ゴードン・マレー・オートモーティブ T.50

 

 

ゴードン・マレーが掲げる開発目標に欠かせないピース

 

ゴードン・マレー・オートモーティブは、現在開発中の「T.50」に搭載される電気システムの開発パートナーとして、英国の新興テクノロジー企業・スプリントパワー(Sprint Power)社との提携を発表した。

 

数百万ポンドにも及ぶ今回のテクニカルパートナーシップは、マレーが言うところの「史上最も純粋かつ軽量で、ドライバーに焦点を合わせたスーパースポーツ」となるT.50の開発に欠かせないもの。

 

開発目標としては、妥協のないパフォーマンスを実現しながら可能な限り軽量な電気システムを生み出すことにある。スプリントパワー社には、搭載された電気システムが極限の状況にさらされた時に耐久性を確保することが求められている。スプリントパワー社は最先端の軽量バッテリーも開発しており、これらのテクノロジーがT.50で最大限に活用される予定だ。

 

スプリントパワー社の創設者兼CEOのリッチー・フロストは今回の提携に関して、以下のようにコメントした。

 

「ゴードン・マレー・オートモーティブと共に仕事ができて、心から光栄に思っています。彼らの素晴らしい仕事へのアプローチは、最高のパフォーマンスを発揮することを後押しするはずです。我々スプリントパワーと同様に、ゴードン・マレー・オートモーティブは高い目標を達成するために、独創的なソリューションを求め続けています。このポリシーはゴードンがトップレベルのモータースポーツ参戦時に培ったものと言えます」

 

「私自身を含めてスプリントパワーには、過去10年間、ゴードン・マレー・デザインと密接に協力してきたメンバーがいます。そして現在、我々はゴードンの”テクニカルファミリー”として扱われるようになりました。T.50の開発においてこのような重要な役割を果たしながら、技術力を発揮できるのは素晴らしいことです」と、フロストは付け加えた。

 

ゴードン・マレー・オートモーティブ T.50のリヤエクステリア

今回、提携を発表したスプリントパワーは、すでに2019年初頭の段階からT.50の開発に参加。軽量電気システムの開発を続けている。CEOのリッチー・フロストは、他のプロジェクトにおいてゴードン・マレーとの協業経験を持つ人物だ。

 

可能な限り軽量かつ信頼性の高い電気システムの実現

 

スプリントパワー社は2019年初頭からT.50の開発に加わっており、厳しい開発目標に対応するため高度なスキルを持つ人材の確保を強化。ロードカーとしての安全要件を完璧に満たすべく、新開発の電気システムとバッテリーの開発を続けている。これはT.50の重量を980kg未満に抑えるために(平均的なスーパーカーより30%も軽量)、搭載される電気システムを可能な限り軽くするためでもある。

 

スプリントパワー社の電気システムは、コスワース製3.9リッターV型12気筒自然吸気エンジンに組み合わせられることで、これまでにない画期的な動力性能を発揮。このエンジンはミッドシップに搭載されて後輪を駆動、システム最高出力は700psを超える見込みだ。

 

T.50はマクラーレンF1と同様に3シートレイアウトを採用。リヤにはこのスーパースポーツの最大の特徴である、グランドエフェクト効果を有した400mmのファンが搭載される。限定100台が生産され、英国における価格は税別で200万ポンド。2022年1月からのデリバリーを予定している。