メルセデス注目の小型SUV、GLBのAMGモデルが欧州販売開始! 邦貨約665万円からスタート
公開日 : 2019/12/19 16:55 最終更新日 : 2019/12/19 16:55
Mercedes-AMG GLB 35 4MATIC
メルセデス AMG GLB 35 4マティック
価格はノーマルGLB比で約200万円プラス
全長4.6mのコンパクトでボクシーなスタイルが特徴のメルセデス・ベンツ GLBは、本国発表するや各方面から大きな話題を呼んでいる注目の車種だ。GLAとGLCの隙間を埋めるモデルとして、CセグメントSUV界を目下賑わせている。

GLB 35は高出力化に合わせて、ボディ剛性の強化も図っている。ボディ骨格のエンジン下部あたりを大型のアルミパネルで補強するほか、ブレースバーを2本アンダーボディ前部へ追加するなど、主にフロントセクションのねじり剛性を高めている。
トヨタRAV4やホンダCR-Vに近い全長のボディに、3列シートもオプションで選べるパッケージングを実現。フラットでスクエア、かつ最大1805リットルまで拡大できる荷室空間を備えるなど、機能を重視して設計された良識派とみられている。
そのGLBの高性能モデルが「メルセデスAMG GLB 35 4マティック」で、2019年12月18日から欧州で販売をスタート。車両価格は5万4549.6ユーロ(約665万円)からの設定と発表された。ちなみにノーマルのGLBの本国価格は、エントリーグレードである5シーターのGLB 200が3万7746.80ユーロ(約460万円)からで、3列シート仕様はプラス1309ユーロ(約15万円)となる。
ローンチコントロールも備えるホットSUV
GLB 35 4マティックは、同じ2.0リッター直列4気筒ガソリンターボユニットを積む「GLB 250 4マティック」よりも出力を82hp、トルクを50Nmそれぞれ高めている。306hpの最高出力を5800〜6100rpmで、最大トルクの400Nmを3000〜4000rpmの回転域で発揮。8速AMGスピードシフトDCTと4マティック(4WDシステム)を組み合わせ、0-100km/h加速5.2秒を実現する。
GLB 35 4マティックは、「RACE START」も標準で搭載する。最大限のトラクションと加速を得るべくエンジンの回転数とシフトポイントを最適化する、いわゆるローンチコントロール機能だ。
全輪駆動の4マティックシステムは、電動油圧制御のマルチディスククラッチを用い、前後のトルク配分を100:0から50:50までの間で変化させる。前後トルク配分は加速度だけでなく、ステアリングアングルや各タイヤの回転差、使用ギヤなどを検知したうえで適切に行う。

走行モードにより、ESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)を制御するAMG DYNAMICSのセッティングも「ベーシック」と「アドバンスド」に変化する。スリッパリーとコンフォートの場合は安定したハンドリングを最大限確保するベーシックに、スポーツの場合はニュートラルでバランスのよいドライビングを実現するアドバンスドに切り替わる。
AMGの最新シリーズ「35」が担う使命
エクステリアで目を惹くのは、35シリーズとしては初めて採用した“パナメリカーナグリル”。縦型フィンが走るグリルが、ひと目でAMGモデルであることを主張する。インテリアには合成皮革ARTICOと人工スウェードDINAMICAのコンビネーションシートや赤いシートベルトを採用。メーターディスプレイはAMG専用のデザインを3種類のスタイルから選ぶことができる。
これまでメルセデスAMGのエントリーモデルといえば「45」だったが、2代目CLAから新たに「35」を加えることで、「リーズナブルなプライスタグで手に入れられるメルセデスAMG」を用意している。メルセデスAMGブランドのさらなる拡大という重大な使命を担う注目のシリーズといえる。
日本での価格、導入時期は未定。
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