マクラーレン スピードテール、最高速度403km/hを記録! ケネディ宇宙センターでテスト
公開日 : 2019/12/24 14:05 最終更新日 : 2019/12/24 14:05
McLaren Speedtail
マクラーレン スピードテール
ケニー・ブラックのドライブで最高速度403km/hを記録
アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターにおいて、マクラーレン スピードテールの最終ダイナミックテストが行われた。マクラーレン・オートモーティブのチーフテストドライバーを務めるケニー・ブラックがスピードテールのステアリングを握り、最高速度403km/h(250mph)を記録している。
アルティメットシリーズの頂点に位置するスピードテールは、エアロダイナミクスを徹底的に追求。エレガントなロングテールを採用し、カーボンモノコック製3シーターの全長は5137mmに達する。
パワーユニットはガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインを搭載し、最高出力1070ps/最大トルク1150Nmを発揮。0-300km/h加速は13秒未満、最高速度は403km/hを約束している。

マクラーレン・オートモーティブが掲げる中期ビジネス計画「Track25」の一環としてデビューするスピードテール。その最終テストの場として選ばれたのが、アメリカの宇宙開発の拠点であるケネディ宇宙センターだった。
マクラーレンのパイオニア精神を象徴する存在
マクラーレン・オートモーティブの最高経営責任者であるマイク・フルーウィットは、スピードテールのテストプログラム完了に喜びを隠さない。
「ケネディ宇宙センターという技術の限界を押し上げてきた場所を舞台に、スピードテールの高速テストプログラムを完了することができました。スピードテールは、マクラーレンのパイオニアとしての精神を象徴する並外れた存在です。ハイパースポーツのパフォーマンスに新たなベンチマークを刻み続けるという、私たちの決意を完全に表しているのです」

システム出力1000psを超えるハイブリッドパワートレインを搭載し、400km/hオーバーの最高速度を誇るスピードテール。最高速度テストが完了したことで106台の生産がスタート。2020年2月からデリバリーが行われる。
最終テストの完了により、いよいよ英国での生産をスタート
今回の最高速度テストは開発最終段階にあたるもので、ジョニー・ボマー試験場のスペースシャトル滑走路を使用。スピードテールのプロトタイプ「XP2」は、400km/hを超える最高速度に30回以上も到達した。これをもってスピードテールはスペインのイディアダ(Idiada)、ドイツのパーペンブルク(Papenburg)などで行われてきた高速テストプログラムを締めくくることになる。
スピードテールはカスタマーのオーダーに合わせてハンドメイドで106台を限定生産。英国ウォーキングのマクラーレン・プロダクションセンターで生産がスタートしており、2020年2月からのデリバリーを予定している。
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