BMW、CES 2020で2シーターコンセプト「i3 アーバンスイート」をワールドプレミア
公開日 : 2019/12/27 11:55 最終更新日 : 2019/12/27 11:55
BMW i3 Urban Suite
BMW i3 アーバンスイート
世界最大級の電子機器見本市でi3の新仕様を公開
2020年1月7〜10日にかけて、ラスベガスで開催される電子機器見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー 2020(CES 2020)」において、BMWグループは未来のモビリティを体験できる展示を行う。この中で、BMW i3をベースにした配車サービス用コンセプトモデル「i3 アーバンスイート(i3 Urban Suite)」がワールドプレミアされる。
2013年にデビューした「BMW i3」は、都市部における運転の喜びを備えたコンパクト・フルEVモデルとして人気を集めてきた。プレミアムコンパクトセグメントにおいて、世界で最も販売台数の多い電気自動車の座も手にしている。また、BMWにとっては持続可能なモビリティ、インテリジェントなコネクティビティを象徴する存在としての意義も持っている。
プレミアムコンパクトEVのi3をベースに2シーター化
今回、CES 2020で公開される i3アーバンスイートは、個々のパッセンジャーのニーズに合わせたモビリティ体験をもたらすコンセプトモデルとなる。
ベースモデルのi3からはドライバーズシートとダッシュボードのみを残し、豪華なブティックホテルのようなインテリアに変更。このリラックスした空間では、車内エンターテイメントを楽しんだり、のんびりした雰囲気の中で仕事に集中したりすることを想定しているという。
リヤは1名用となり、専用ウッドテーブルとフットレス付きの大型シートを設置。ルーフに格納される大型スクリーン、パッセンジャーそれぞれに対応するオーディオシステムなどが装備されている。
ラスベガスを舞台に専用アプリを使用した配車体験も
パワートレインは完全なゼロエミッション仕様となり、使用される素材は環境に配慮して慎重に選択。インテリアはウッドやオリーブ・タン・レザーに加えて、リサイクル素材も使用される。フロアマットは別の用途に使用できる素材へとリサイクル可能なマテリアルで作られている。
CES 2020に向けて、BMWはi3の標準仕様をベースにアーバンスイート仕様を数台製作。ラスベガスではショーの参加者が専用アプリを使って予約すると、運転手付きのi3アーバンスイートで目的地まで移動できる配車サービスを想定したデモンストレーションも行う予定だ。