ロールス・ロイス、2019年に歴史的記録を更新。史上最高の5152台を販売

ロールス・ロイス・ファントムのフロントイメージ

対前年比25%増で史上最高の販売台数を記録

 

ロールス・ロイスは、2019年に5152台を販売。4107台を売り上げた2018年よりも25%増とし、同社116年の歴史上最高の販売台数となった。

 

好調な販売を牽引したのは、ロールス・ロイス初のSUVとして誕生した「カリナン」。また、若い顧客層を中心に堅調な人気を集めているビスポークシリーズ「ブラックバッジ」も好況を後押しした。

 

ロールス・ロイスのトルステン・ミュラー-エトベシュCEOとカリナン

ロールス・ロイスのトルステン・ミュラー-エトベシュCEOは、2019年の好調な販売を牽引した立役者は同社初のSUVであるカリナンだと語った。

 

ロールス・ロイス初のSUVカリナンが販売を牽引

 

2019年に販売された5152台は、135の販売ネットワークを通じて50ヵ国を超える世界各地の顧客の元へ届けられた。この記録的セールスを受けて、ロールス・ロイスのトルステン・ミュラー-エトベシュは語る。

 

「対前年比でこれほどまで販売台数が伸びたことは過去にありませんでした。25%もの成長を後押ししたのは、世界的に人気を集めたSUVのカリナンの存在に他なりません。その勢いは2020年も続くことでしょう。これは我々の製品の品質と健全性、お客様の信頼と情熱、そしてもちろん故郷グッドウッドで働く特別なチームと世界中の販売ネットワークの献身と決断力のもたらした結果です。この結果を祝うとともに、もちろん我々のブランドがエクスクルーシブであるべしというお客様への約束は守り続けなくてはならないのです」

 

ロールス・ロイス・ファントムの「ファントム ローズ」

「The only limit is your imagination」というタグラインが示すとおり、ロールス・ロイスのビスポーク部門は顧客の想像力に応じてあらゆる回答を提案する。写真はロールス・ロイス本社の中庭に育つ“ファントム・ローズ”に着想を得た薔薇の刺繍をキャビン一面に施したファントム。

 

ロンドンに面積2倍のフラッグシップ店舗を新設

 

世界中の主要マーケットで伸びを記録しており、依然として北米のシェアは全体の三分の一を占めてトップの座を保持。中国と欧州(英国含む)がそれに続いた。ロシアやシンガポール、日本、オーストラリア、カタール、韓国も個々に販売記録を更新している。

 

さらに、2019年にはオーストラリア・ブリスベンと中国・上海の浦東にも販売会社を新設した。また、英国ロンドンのバークレー通りにフラッグシップ店舗を目下建設中であり、2020年中にもオープン予定。従来の店舗のおよそ2倍の敷地面積となる予定だ。

 

ロールス・ロイス ペブルビーチ 2019 コレクション

ゴーストとドーン、レイスを題材に仕立てられた3台の「ペブルビーチ 2019 パステル コレクション」は同社の調色・塗装技術のショウケースともいえるモデル。2019年のモントレーカーウィークに登場した。

 

次期ゴーストの登場は2020年中頃を予定

 

2019年は、11年間のモデルサイクルを誇ったゴーストの花道を飾るラストイヤーでもあった。2009年のフランクフルト・ショーでデビューして以来、モダンクラシックの化身として確固たる地位を構築。若き起業家といった新しい顧客層をロールス・ロイスにもたらした。

 

ゴーストの限定生産モデル「ゼニス コレクション」

現行ゴーストの花道を飾る50台の限定生産モデル「ゼニス コレクション」。「Zenith」の意味は「The highest or most successful point of anything(頂点、全盛)」。

 

2011年にはロングホイールベースバージョンを追加、2014年のジュネーブ・ショーでは改良型のシリーズ2が登場した。ゴーストの商業的成功によりロールス・ロイスの生産能力は拡大。同社を真のグローバルブランドに押し上げた立役者といえる。

 

現行ゴーストの後継モデルは5年の開発期間を経て、2020年中頃に登場予定。同年第4四半期には市場に投入される模様だ。モデル名はゴーストのままで、デザインやエンジニアリング、素材使いやダイナミクス性能に野心的な挑戦を盛り込んでいるという。